【公式を精読】Vrewの危険性は?AI学習とデータの扱い
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Vrewを入れようと思って検索したら「危険」「やばい」みたいな言葉が並んでて、手が止まりました。仕事で預かってる素材を上げることになるので、AIの学習に使われるとか、データがどこかに残るとかだと困るんですけど…実際のところどうなんでしょう。
その止まり方、正しいと思います。Vrewの危険性を先に結論から言うと、「あなたの創作物をAIの学習には使わない」と公式が3つのページで明記していて、危険性として語られる話の多くはそこで否定されています。
そのうえで、じゃあ何も気にしなくていいのかというと、そうでもありません。本当に引っかかるのは「危険だと言われている点」ではなく、「公式がどこにも書いていない点」のほうでした。
この記事は、Vrewの危険性を雰囲気で語るのをやめて、利用規約・個人情報処理方針・データ保護ページ・会社概要・特定商取引法に基づく表記を2026年9月12日に全部開いて、書いてある文章と突き合わせたものです。
先に立場をはっきりさせておきます。僕はVrewを実機では使っていません。触った感想は1文字も書きませんし、書けません。この記事で書けるのは、公式の文書に何と書かれていて、どこが書かれていないかを整理することだけです。
そのかわり、MV制作の現場でクライアントの素材を外部のクラウドに上げるとき、自分が何を確認してから上げているかは正直に書きました。ツールの安全性って、結局そこの話に落ちるんですよね。
- アップロードした音声・動画がAIの学習に使われるのか、公式が何と書いているか
- データが保存される期間(24時間・1週間・120日・1年)の4段階の内訳
- 第三者提供と海外移転の実態。名前が挙がっている委託先11社の一覧
- 運営会社とISO認証。会社情報として公開されている内容の範囲
- AI生成物と無料素材の商用利用について、規約に書いてあることと無いこと
- Vrewの危険性として公式が答えていない4つの論点
- 退会したときのデータの扱いと、自分の手でリスクを下げる手順
この記事に出てくる規約・方針の内容は、すべて2026年9月12日時点で公式ページに掲載されていた日本語版の記載です。
規約と方針は改定されます。とくに個人情報処理方針は、この記事を書いた時点で「2026年5月28日から適用」と書かれていました。重要な判断をする前には、必ずご自身で最新版を開いて確認してみてください。引用は要点だけの短い抜粋にとどめています。
- 1. Vrewの危険性の結論|公式の記載とこの記事の立ち位置
- 2. Vrewの危険性で最大の争点|音声・動画はAIの学習に使われるのか
- 3. Vrewのデータはどこに保存され、いつ消えるのか|危険性を測る保存期間
- 4. Vrewの海外移転と委託先|危険性の判断材料になる11社の一覧
- 5. Vrewの運営会社は信頼できるのか|危険性の前に確認する会社情報とISO認証
- 6. Vrewで作った動画は商用利用できるのか|危険性と混同されやすい著作権の話
- 7. Vrewの危険性として公式が答えていない4つのこと|ここが一番大事です
- 8. Vrewの利用規約が現行サービスに追いついていない|危険性より先に気付くズレ
- 9. Vrewを退会したらデータはどうなるのか|危険性を自分の手で下げる手順
- 10. 【実体験】Vrewの危険性を考える前に、素材をクラウドへ上げるとき僕が確認すること
- 11. Vrewの危険性が気になる人へ|使って大丈夫な人・慎重になったほうがいい人
- 12. Vrewの危険性についてよくある質問と、判断のまとめ
1. Vrewの危険性の結論|公式の記載とこの記事の立ち位置

Vrewの危険性について、まず全体像を置きます。公式が明確に否定しているのは「創作物のAI学習利用」で、ここは3つのページで重ねて書かれています。逆に、公式が明確に答えていない論点も4つありました。
危険性の話を3つの層に分けて考える
「Vrewは危険か」という質問は、そのままだと答えが出ません。中身が3つ混ざっているからです。
- データの層 … 上げた素材がどう扱われ、どこに保管され、いつ消えるのか
- 権利の層 … 作ったものを仕事に使っていいのか、素材の著作権はどうなるのか
- 運営の層 … 誰が作っていて、何かあったときにどこへ連絡できるのか
この3つは、確かめ方も答えも全然ちがいます。データの層は個人情報処理方針とデータ保護ページ、権利の層は利用規約、運営の層は会社概要と特定商取引法に基づく表記。読むべき場所が最初から分かれているんですよね。
なので、この記事もその順番で進めます。感想ではなく、原文で答えられるところから埋めていきます。
先に結論の一覧を置いておく
詳細は各セクションで確認しますが、読む前に結論だけ見たい人のために並べておきます。
| 争点 | 公式の記載 | 判定 |
|---|---|---|
| 創作物がAIの学習に使われるか | 「決してありません」と明記 | 公式に記載あり |
| 音声データが学習に使われるか | 「学習データとして使用しません」と明記 | 公式に記載あり |
| アップロードした素材の権利 | 利用者が保有し、当社は取得しないと明記 | 公式に記載あり |
| データの保存期間 | 用途ごとに24時間〜1年で個別に明記 | 公式に記載あり |
| 海外への委託 | 委託先11社を国名つきで一覧公開 | 公式に記載あり |
| データの物理的な保管国 | 移転先の国は書かれているが保管国の明記なし | 公式に記載なし |
| 無料素材の利用条件の細目 | 「商用目的でも心配なく」とだけ記載 | 条件の詳細は記載なし |
| クレジット・透かしの規定 | 利用規約に該当語が出てこない | 公式に記載なし |
ここで大事にしたいのが、「公式に書かれていない=危険」ではないという線です。書いていないことは、危険の証拠ではなく、判断材料が足りないというだけ。足りないぶんは自分で確認するか、その用途では使わないかを選ぶ話になります。
なお、料金やプランの違いはこの記事では扱いません。金額の話はVrewの料金プランを整理した記事のほうにまとめてあるので、そちらを見てみてください。
2. Vrewの危険性で最大の争点|音声・動画はAIの学習に使われるのか
Vrewの危険性で一番多く語られるのがここです。結論を先に書くと、公式トップ・データ保護ページ・個人情報処理方針の3か所すべてで、学習に使わないと書かれています。
公式トップページの記載
まずトップページ。個人情報保護について書かれたブロックの中に、「ユーザーの創作物がAIモデルの学習に使用されることは決してありません」という一文があります(Vrew公式トップページより)。
同じブロックには「Vrewにおいて、ユーザーのデータは完全にユーザーのものです」とも書かれています。マーケティング文言の位置にありますが、言い切りの強さとしてはかなり踏み込んだ部類です。
データ保護ページの記載
次にデータ保護ページ。ここは「基本原則」として3行が並んでいて、その1行目が「お客様のクリエイティブコンテンツをAI学習に利用することは決してありません」です(Vrew「セキュリティ、プライバシー、そしてデータ保護について」より)。
本文のほうはもう少し具体的で、文字起こしなどのAI機能は隔離された環境で処理されること、製品開発やモデル改良、社内テストの目的でもコンテンツを分析しないこと(明確な同意がある場合を除く)が書かれています。
この「社内テストにも使わない」という部分、地味に効きます。学習に使わないと書くサービスは多いけれど、社内の検証用途まで名指しで否定しているところは、そこまで多くありません。
個人情報処理方針の記載(ここが一番強い)
3つ目が個人情報処理方針です。ここはマーケティング文書ではなく、法令に基づいて作られる文書なので、書いてある内容の重みが違います。
クラウドサービスの項目には、プロジェクトファイルとその中のコンテンツについて「学習のために使用せず、利用者の同意なしに当該コンテンツの内容を任意に閲覧又は分析することはない」と書かれています。同意を得た場合でも、最小限の人員だけがアクセスできるように措置するとされています。
さらに、AIマイボイス機能の項目には別途、「利用者の音声データを当社のAIエンジンの性能改善のための学習データとして使用しません」という注記が付いています(Vrew個人情報処理方針より)。
自分の声を学習させて合成音声を作る機能って、いちばん不安が出やすいところじゃないですか。そこにピンポイントで否定が入っているのは、読む側としては安心材料になります。
外部のAIエンジンに渡ったぶんはどうなるのか
ここが意外と見落とされる部分です。Vrewは自社だけで全部やっているわけではなく、画像生成やテキスト生成は外部のAPIを使っています。「Vrewが学習に使わない」だけでは、外部に渡ったぶんの話は終わりません。
その点も個人情報処理方針に書かれていて、テキスト生成のAPI、画像生成の各API、テキスト分析のエンジンについて、いずれも「サービス提供中に使用された利用者のデータを保存又は学習しません」と明記されています。
画像生成のうち1社については、さらに踏み込んで「データを学習に使用しない旨の契約に基づいてAPIの提供を受けています」と、契約で縛っていることまで書かれていました。ここまで書いてあるのは、正直めずらしいですよ。
ここまでをまとめると、AI学習に関する危険性の論点は、公式の記載を読むかぎり「学習には使わない」で一貫しています。
ただし、これは「そう書いてある」という事実であって、実際の運用を第三者が検証した結果ではありません。記載を信用するかどうかは、次に見る運営体制や認証の話とセットで判断することになります。
3. Vrewのデータはどこに保存され、いつ消えるのか|危険性を測る保存期間

Vrewの危険性を判断するうえで、学習の次に大事なのが保存期間です。個人情報処理方針には、用途ごとの保存期間が表の形で細かく書かれています。ここは推測なしで読めます。
用途別の保存期間を一覧にする
| 処理目的 | 処理される項目 | 保存期間 |
|---|---|---|
| 音声分析機能の提供 | 音声情報ファイル | 音声分析と字幕ファイルの生成完了後24時間 |
| AIマイボイス機能の提供 | 利用者の音声データ | アップロード後1週間 |
| 個人用クラウドサービスの提供 | プロジェクトファイル、写真・動画・音声 | 利用契約の解除日から120日間保管後に削除 |
| アカウント作成・メール認証 | 名前、メールアドレス | 利用契約の解除日から1年 |
| Vrewエージェント機能の提供 | 入力されたプロンプト及び作業履歴 | 利用契約の解除日から1年 |
| 決済位置の確認 | IPアドレス | 利用契約の解除時点で破棄 |
この表でいちばん注目したいのが、音声ファイルが「字幕生成の完了後24時間」で破棄されると書かれているところです。文字起こしに投げた音声がサーバーに残り続けるわけではない、と読めます。
AIマイボイス用の音声も1週間。自分の声を登録するタイプの機能で、素材そのものの保持期間が明示されているのは親切な部類だと思います。なおここでいう1週間は「分析に使った生の音声データ」の話で、登録済みのAIボイスそのものは規約側で別に120日という定めがあります。同じ機能の話でも数字が指しているものが違うので、混同しないようにしてください。
120日という数字の意味
クラウドに置いたプロジェクトの120日だけ、他より長めです。方針には理由も書かれていて、「プロジェクトデータに対する利用者のアクセス権を維持するため、利用契約の解除後も120日間保管します」とされています。
解約した瞬間に全部消えると、間違えて解約した人が困る。そのための猶予期間、という設計ですね。
ただ、「猶予がある」は裏返すと「解約しても4か月弱は残っている」ということでもあります。客先の素材を扱っていて、契約終了時に完全削除を求められる立場なら、ここは無視できない数字です。
救いは、同じ注記に続きがあることです。「サービス内のチャット相談などを通じて利用者から要請があった場合は、直ちに削除します」と書かれています。待たずに消したいなら、自分から言えばいいわけです。
法令で別枠になる保存期間
上の表とは別に、法令で保存が義務づけられる記録があります。方針にはその期間も列挙されていました。
- 契約または申込み撤回等に関する記録 … 5年
- 代金決済および財貨等の供給に関する記録 … 5年
- 消費者の不満または紛争処理に関する記録 … 3年
- 表示・広告に関する記録 … 6か月
- インターネットログ記録資料 … 3か月
これは決済や問い合わせの記録の話であって、動画や音声の素材が5年残るという意味ではありません。読み間違えると「5年も保存されるのか」という誤解になるので、分けて理解しておきたいところです。
4. Vrewの海外移転と委託先|危険性の判断材料になる11社の一覧
Vrewの危険性を語るときに「データが海外に行く」という話がよく出ます。これは事実で、個人情報処理方針には海外の委託先が11社、国名と連絡先つきで一覧公開されています。隠されているわけではありません。
どの会社に、何が、なぜ渡るのか
方針の表をそのまま整理すると、こうなります。項目が「利用者入力プロンプト」なのか「名前、メールアドレス」なのかで、渡っている中身が違う点に注目してみてください。
| 用途の区分 | 移転される項目 | 移転の目的 |
|---|---|---|
| インフラ・分析(2社) | 名前、メールアドレス、プロフィール写真 | ソーシャルログイン、データ保管、音声分析 |
| 翻訳(1社) | 利用者入力テキスト | 字幕翻訳 |
| テキスト生成(1社) | 利用者入力プロンプト | テキストの生成・要約 |
| 画像生成(3社) | 利用者入力プロンプト | 画像生成 |
| 行動分析(1社) | ユーザー行動情報 | 利用行動分析 |
| テキスト分析(1社) | 利用者入力テキスト | Vrewエージェント機能の支援 |
| 決済(1社) | クレジットカード情報、個人識別情報 | 海外クレジットカード決済 |
| メール送信(1社) | 名前、メールアドレス | 通知および案内メールの発送 |
ここで読み取れるのが、画像生成やテキスト生成の会社に渡っているのは「プロンプト」であって、動画ファイルそのものではないという点です。渡る中身が用途ごとに絞られているのが分かります。
もちろん、プロンプトにも機密は入りえます。未発表の楽曲名やクライアント名をそのままプロンプトに書くと、それは海外の事業者に渡ります。ここは仕様の問題ではなく、使う側の書き方の問題ですね。
移転を拒否することはできるのか
方針には、拒否できると書かれています。個人情報保護責任者またはカスタマーセンターを通じて、国外移転を拒否できるとされています。
ただし同じ文の後半に条件が付いていて、主要機能が国外のクラウドとAIエンジンに依存しているため、拒否するとサービス利用が制限されるか不可能になる場合があると明記されています。
正直に書かれているという意味では誠実ですが、実質的には「拒否すると使えない」に近いと読むのが自然だと思います。海外移転そのものが許容できない案件では、そもそもこの種のクラウド型ツールを選ばない、という判断になります。
第三者提供のルール
委託とは別に、第三者への「提供」の話もあります。方針には、告知した範囲を超えて他人や他企業に提供しないと書かれたうえで、例外が3つ挙げられています。
- 捜査機関が法令で定められた手続きと方法により提供を要求する場合
- 統計作成・学術研究・市場調査などのため、特定の個人を識別できない形で提供する場合
- その他、関係法令の規定により要請がある場合
この3つは、国内外を問わずクラウド型サービスではほぼ共通の書き方です。Vrew固有の危険性というより、クラウドに預ける以上は付いてくる前提条件と捉えるのが実務的だと思います。
5. Vrewの運営会社は信頼できるのか|危険性の前に確認する会社情報とISO認証
Vrewの危険性の話になると、運営が海外企業だという点が持ち出されることがあります。運営はVoyagerX, Inc.という韓国ソウルの会社で、会社概要も特定商取引法に基づく表記も日本語で公開されています。
先に書いておくと、どこの国の会社かということ自体は、安全性の判断材料になりません。見るべきは、情報が公開されているかと、第三者の検証があるかの2点です。
公開されている会社情報
- 会社名 … VoyagerX, Inc.(ボイジャーエックス)
- 代表者 … ナム・セドン
- 所在地 … 大韓民国ソウル特別市瑞草区瑞草大路38ギル12、10階
- 事業者登録番号 … 852-88-00656
- 電話番号 … 050から始まる日本の番号(10:00-17:00、週末・韓国の祝日を除く)
- 問い合わせ … vrew-feedback@voyagerx.com
- 個人情報保護責任者 … 代表者が兼任(CEO兼CPO)、privacy@voyagerx.com、韓国の電話番号を公開
日本の050番号で電話窓口が用意されていて、特定商取引法に基づく表記も整備されているのは、海外製ツールとしては丁寧なほうです。事業内容には動画編集のVrewのほかに、スキャンアプリも挙げられていました。
個人情報の権利行使(閲覧・訂正・削除・処理停止)の受付部署も明記されていて、請求を受けた日から10日以内に回答すると期限まで書かれています。連絡しても返事が来ない、という状態にはなりにくい設計ですね。
ISO認証という第三者の検証
ここが会社情報より重要かもしれません。公式トップには「SGSよりISO/IEC 27001および27701認証を取得」と明記され、掲示されている認証マークはISO/IEC 27001:2022(情報セキュリティ)とISO/IEC 27701:2019(個人情報保護)です。データ保護ページ側の本文は「グローバル認証機関によって検証されています」という書き方で、認証機関名までは書かれていませんでした。
この2つは、自己申告ではなく外部の審査機関が体制を見て出すものです。「学習に使いません」という言葉だけを信じるかどうかの話に、第三者が体制を審査したという別軸の材料が1つ足されるのが大きい。
しかも「認証書の資料は、ご請求に応じて提供いたします」と書かれていて、問い合わせ先のメールアドレスまで併記されています。法人で導入審査をかける立場なら、ここは実際に請求して現物を見るところだと思います。
技術的な保護措置として書かれていること
データ保護ページと個人情報処理方針の両方に、具体的な措置が挙げられています。要点だけ拾うと、こうなります。
- デバイスとサーバー間の通信はTLSで暗号化、保存データも暗号化
- 内部システムへのアクセスは多要素認証とロールベースのアクセス制御で制限
- 機密データへのアクセスはすべて記録・監視
- 社内管理者であっても、明示的な許可なくコンテンツにアクセスできない
- サーバー室などのセキュリティ区域への物理的アクセス統制
「外部からの脅威だけでなく、内部からのリスクも防ぐ設計」と明言しているのが、この記載の特徴です。危険性の議論では外部攻撃の話になりがちですが、実務で怖いのは内部からの持ち出しのほうだったりするんですよね。
6. Vrewで作った動画は商用利用できるのか|危険性と混同されやすい著作権の話
Vrewの危険性を調べている人の多くが、同時に気にしているのが商用利用です。ここはAI生成物・アップロード素材・無料素材の3つに分けると、答えの確かさがはっきり変わります。
自分がアップロードした素材の権利
利用規約の「利用者の権利」の項に、はっきり書かれています。「アップロードコンテンツに対して利用者が保有する権利はサービス利用後にも利用者が保有します。当社がその権利を取得することは一切ありません」(Vrew利用規約より)。
ここは強い書き方です。よくある「サービス運営のために無償・非独占のライセンスを許諾する」という条項すら、日本語版の規約には見当たりませんでした。
そのかわり、逆の義務が利用者側に課されています。アップロードするということは、そのコンテンツを使うのに必要な権限を自分が持っていると保証したことになる、という条項です。他人の素材を勝手に上げた場合の責任は、上げた人が負います。
AIで生成した画像・音声の商用利用
ここも規約に記載があります。「本サービスで提供される人工知能機能によって生成された画像ファイルやオーディオファイルコンテンツに関する所有権を有し、商業的または非商業的に制限なく利用することができます」(Vrew利用規約より)。
ひとつ補足させてください。料金を検証した記事のほうで「規約に『商用』という語は1件も出てこない」と書いたんですが、これは語句をそのまま検索した結果の話です。規約が使っている語は「商用」ではなく「商業的」で、AIが生成した画像と音声についてはこのとおり明確に許可されています。語が違うだけで、2つの記事が違うことを言っているわけではありません。
AI生成物の商用利用について、規約本文で正面から書いているサービスはそこまで多くありません。クレジット表記の義務についても、規約には条件として書かれていません。
ただし同じ項の最後に、生成物の利用によって生じた損害賠償や異議申し立てから運営を免責する、という一文が続きます。つまり「使っていい」と「トラブルは自己責任」がセットになっている構造です。ここは読み落とさないほうがいいと思います。
無料素材(画像・動画・BGM・効果音)の扱い
ここが3つのなかで一番あいまいでした。公式トップには素材の点数と一緒に、「商用目的の動画にも著作権を心配せずに安心してご利用になれます」と書かれています。
ただ、この一文の掲載場所はトップページの紹介ブロックで、規約本文ではありません。素材ごとの利用条件、再配布の可否、素材単体での二次利用の可否は、公式のどこにも見当たりませんでした。
実務でありそうなのは、「Vrewの無料BGMを、Vrewで作った動画ではなく別のソフトで編集した動画に使えるのか」という問いです。ここに答える記載は見つかりませんでした。素材を単体で持ち出して使うつもりなら、先に公式へ問い合わせるのが安全です。
同じ論点はCapCutでも出てきます。ツールごとに答えが違うので、CapCutの商用利用を整理した記事のほうもあわせて見ておくと、比較の軸が作れます。
利用規約には、もう1つ商用まわりで見落とされやすい条項があります。「本サービス(Vrew)自体の一部、または全体を有料で販売できません」という一文です。
これはVrewというソフトそのものの転売を禁じる条項で、Vrewで作った動画を売ることを禁じるものではありません。文言が短いぶん誤読されやすいので、念のため区別を書いておきます。
7. Vrewの危険性として公式が答えていない4つのこと|ここが一番大事です

ここまで読むと、Vrewの危険性はかなり潰れています。むしろ実務で効くのは、公式が答えていない4つの論点のほうです。順番に置いていきます。

書いてないことがあるって、それはそれで不安になるんですけど…。書いてないなら使わないほうがいいってことですか?
いえ、そうは思いません。「書いていない」は「危険」ではなく「自分で確認する必要がある」というだけです。確認して答えが出れば使えますし、答えが出ない用途だけ外せばいい。そういう整理をしていきます。
答えていないこと1:データが物理的にどの国にあるか
個人情報処理方針には、委託先の会社の所在国(アメリカ、イギリス、シンガポール)は書かれています。ただしプロジェクトファイルや動画の実体が、どの国のどのリージョンに置かれるのかは書かれていません。
クラウド事業者の名前は出ているので、そのインフラ上にあることは分かります。でも「日本リージョンに置かれる」といった記載はありませんでした。
官公庁や医療系の案件のように、データの所在国が契約条件に入るタイプの仕事だと、ここは詰めないと通りません。該当する人は、導入前に保管リージョンを問い合わせるのが先です。
答えていないこと2:即時削除の申請窓口が規約側にない
先ほど触れたとおり、要請すれば直ちに削除すると個人情報処理方針には書かれています。ただし、その申請をどこから、どういう形式で出すのかは「サービス内のチャット相談など」という書き方にとどまっています。
利用規約の退会の条項のほうも「サービスのメニューまたはお問い合わせを通じて退会できます」という書き方で、画面上の具体的な場所までは書かれていません。
権利行使の受付部署としてメールアドレスは公開されているので、確実に記録を残したいなら、チャットではなくメールで削除を請求するほうが実務的だと思います。
答えていないこと3:無料素材の利用条件の細目
6章で書いたとおりです。「商用目的でも心配なく使える」という一文はありますが、素材ライセンスの原文、禁止事項、素材単体での持ち出しの可否を書いたページが見当たりません。
動画の中に使うぶんには、公式の記載を素直に読めばよさそうです。引っかかるのは「素材を抜き出して他の制作物に流用する」パターンで、ここだけ判断材料がありません。
答えていないこと4:規約に出てこない言葉が多い
これが4つ目で、次の章のテーマにもつながります。2026年9月12日時点の利用規約を語句で探すと、「クレジット」も「ウォーターマーク」も出てきません。
いまのVrewは、クレジットという枠で機能の使用量を管理する仕組みになっていて、無料版と有料版の差にも透かしが関わります。サービスの根幹にある仕組みが、契約書にあたる規約には1度も登場しないという状態です。
この点は料金の記事のほうでも触れていて、Vrewの料金とクレジットの仕組みを整理した記事に数字ベースでまとめてあります。あわせて読むと、ズレの大きさが分かりやすいと思います。
8. Vrewの利用規約が現行サービスに追いついていない|危険性より先に気付くズレ
Vrewの危険性という言葉で語られる話より、僕が読んでいて気になったのはこちらでした。利用規約の最新の適用日付が2024年5月7日で、いまのサービスの姿と文面のあいだに時間差が出ています。
ズレ1:全額返金の条件が2ページで違う
これは料金の記事でも扱った論点ですが、2026年9月12日時点でも同じ状態が続いていました。両方の記述を並べます。
- 利用規約 … 「有料サービスを利用せずに」購入日から14日以内なら全額返金
- 返金ポリシー … 14日以内かつ「音声分析」「AI音声」「翻訳」を一切使用していない場合に全額返金
規約は広く、返金ポリシーは3機能を名指し。AI画像やAIビデオを試した場合が全額返金の対象に入るのかは、どちらのページからも読み取れません。
ズレ2:営業時間と申請窓口が2ページで違う
| 項目 | 返金ポリシー | 特定商取引法に基づく表記 |
|---|---|---|
| 営業時間 | 平日10時〜19時 | 10:00-17:00(週末・韓国の祝日を除く) |
| 返金の申請窓口 | サポート用のチャットURL | マイページ>プラン設定から |
返金ポリシーには、営業時間外に出した返金申請は次の営業日を申請日として金額を計算する、という趣旨の記載があります。つまり営業時間の定義が、返ってくる金額に直結します。17時〜19時に出したぶんがどちら扱いになるかは、2ページの記載からは決まりません。
ズレ3:計算式に出てくる「月別定価」が定義されていない
一部返金の計算式には「日別定価」「月別定価」という語が使われています。ところが、返金ポリシーの中にこの2語の定義がありません。
利用規約のほうには「日割定価=月定価÷30」という定義があるのですが、年額を途中解約したときに使われる「月別定価」が、月額プランの価格なのか年額の月額換算なのかは書かれていませんでした。
ズレ4:規約の付則の日付がおかしい
細かい話ですが、規約末尾の改定履歴に「お知らせ日付:2023年3月23日/適用日付:2020年4月24日」という並びが残っています。告知より3年前に適用される、という書き方になっているので、これは誤記だと思います。
誤記そのものが危険なわけではありません。問題は、契約の根拠になる文書が長いあいだ更新されずに置かれているように見える、という点です。個人情報処理方針のほうは2026年5月28日適用と新しいので、文書ごとに手入れの頻度が違うのが読み取れます。
もう1つ押さえておきたいのが、規約の準拠法です。第15条に「本利用規約は韓国語をオリジナルとして作成され」とあり、サービスの利用に関して当社と利用者の間に生じた紛争は大韓民国の法律により規律される、と明記されています。
個人情報処理方針にも同じ趣旨があって、日本語版と韓国語版に不一致があるときは韓国語版が優先すると書かれています。つまり、この記事で読んだ日本語の文面も、最終的には翻訳という位置づけです。争いになる規模の取引なら、そこまで踏まえて判断することになります。
9. Vrewを退会したらデータはどうなるのか|危険性を自分の手で下げる手順
Vrewの危険性を下げる方法として、いちばん確実なのが「使い終わったら消す」です。退会と削除については、利用規約と個人情報処理方針の両方に手順が書かれています。
退会したときに起きること
規約の退会の条項には、会員はいつでも退会でき、退会する場合は会員の情報を削除すると書かれています。ただし法令および個人情報処理方針に従って保有する必要がある場合は保存する、という留保が付きます。
その「保有する必要がある場合」が、3章で見た保存期間の表です。退会=即時に全消去、ではなく、クラウドのプロジェクトは120日、アカウント情報は1年が基本線になります。
方針には理由も書かれていて、サービス関連の紛争や捜査機関の協力依頼に備えるため、退会または契約解除の日から1年間保存するとされています。
もう1つの注意点:同じメールで6か月は入り直せない
これは危険性というより実務上の落とし穴です。規約の会員登録の条項に、「会員が会員退会して、同じメールアドレスで6か月以内に再度会員登録を申請した場合」は登録申請を拒否できると書かれています。
試しに退会してみて、やっぱり使いたくなった、というときに同じアドレスで戻れない可能性があるわけです。退会は「一時停止」ではなく片道の操作だと思っておくほうが安全ですね。
自分でリスクを下げるための4手順
公式の記載から逆算すると、やれることはこの4つに整理できます。
- 案件が終わったら、クラウド上のプロジェクトを自分で削除する(120日を待たない)
- AIマイボイスに登録した音声は、使い終わったら削除する(規約上、利用者に削除する権利がある)
- 削除の依頼は、記録が残るようにメールで出す(権利行使の受付先が公開されている)
- プロンプトに、クライアント名・未発表の作品名・個人名を書かない
4つ目、意外と抜けます。プロンプトは海外の生成AI事業者に渡ると方針に明記されているので、そこに固有名詞を入れないだけでリスクの形が変わります。
10. 【実体験】Vrewの危険性を考える前に、素材をクラウドへ上げるとき僕が確認すること
ここからは僕自身の話です。Vrewを実機で使った話ではなく、MV制作で預かった素材を外部のクラウドサービスに上げるとき、毎回どこを確認してから上げているかという一般的な運用の話をします。Vrewの危険性を考えるときにも、そのまま当てはまる部分だと思います。

確認1:契約書とNDAに「再委託」の条項があるか
実写MVの仕事だと、契約書や秘密保持の書面を先に交わすことが多いです。そこに「再委託には事前の書面承諾が必要」と書かれていることが、けっこうあります。
クラウドのAIツールに素材を上げるのが再委託にあたるかは、契約の書き方によります。ただ、判断が微妙なときに黙って上げるのが、いちばんまずいというのは共通しています。
なので僕は、迷ったら先に聞きます。「文字起こしのために外部のサービスを通してもいいですか」と1行送るだけです。断られたことより、聞いておいたおかげで後から揉めなかったことのほうが多いですよ。
確認2:上げるのは「本編」か「音声だけ」か
これが実務でいちばん効く工夫かもしれません。文字起こしがしたいだけなら、映像は要らないんですよね。
未公開の映像そのものを上げるのと、会話の音声だけを抜き出して上げるのとでは、外に出る情報量が全然ちがいます。目的に必要な最小限だけを渡す、という原則を自分の側でも守るだけで、判断がぐっと楽になります。
ちなみに僕がふだん使っているのは、契約しているソフトに最初から入っている文字起こし機能のほうです。手順はPremiere Proの文字起こしの使い方にまとめてあるので、同じ環境の人は先にそっちを試すと早いです。
確認3:規約の「保存期間」と「削除の頼み方」だけ先に読む
新しいサービスを入れるとき、規約を全部読むのは正直しんどいです。なので僕は、保存期間と削除の請求先の2つだけを先に探すようにしています。この2つが書いてあるサービスは、だいたい他もちゃんとしています。
逆に、その2つがどこにも書かれていないサービスは、そこで見送ります。使い勝手がよくても、案件が終わったあとに「あれ、あの素材どうなったっけ」と思い出す状態は作りたくないので。
この観点で言うと、Vrewは保存期間が用途別に数字で書かれていて、削除の請求先も公開されている側のサービスです。そこは素直に評価していい部分だと思います。
確認4:案件が終わったら消す、をタスクにしておく
最後はもう気合いの話に近いんですが、納品して請求書を出したら、クラウド上の素材を消すところまでを1セットにしています。
「残しておくと次に使えるかも」で置いておいた素材が、何年か経って邪魔になることがあるんですよね。保管期間の長さを気にするより、自分で早く消すほうが速い。これはどのサービスでも同じです。
ここまでが、僕がクラウド型のツールを入れるときにやっていることです。Vrewの危険性についても、この4つを通してみると、判断の解像度がかなり上がると思います。
11. Vrewの危険性が気になる人へ|使って大丈夫な人・慎重になったほうがいい人
ここまでの内容を、判断できる形に落とします。Vrewの危険性は、ツールの性質というより「何を上げるか」で決まります。同じソフトでも、素材によって答えが変わるということです。
Vrewを使って問題が出にくい人
- 自分が権利を持っている動画(自分のチャンネル、自社の広報、自分の講義)を扱う人
- 公開を前提にした素材の字幕づくりが中心で、未公開情報を含まない人
- AI音声のナレーションや翻訳字幕を、自分のコンテンツで使いたい人
- 保存期間や委託先が一覧で公開されているかを、選ぶ基準にしている人
- 案件ごとにプロジェクトを消す運用を自分で回せる人
この層にとっては、Vrewの公開情報は同カテゴリのツールのなかでも整っているほうだと思います。保存期間が用途別に数字で書かれているサービスは、そこまで多くありません。
Vrewに慎重になったほうがいい人
- データの保管国が契約条件に入っている案件を持っている人(記載がないので詰める必要あり)
- NDAで再委託が明確に制限されている案件を抱えている人
- 未発表の楽曲・映像・脚本など、流出したら取り返しがつかない素材を扱う人
- 無料素材を「動画の外」へ持ち出して使いたい人(条件の記載が見当たらない)
- 紛争時の準拠法が国外になることを受け入れられない立場の人
この層に当てはまるなら、クラウドに上げない選択肢を先に検討するほうが早いです。手元のソフトで完結する方法もあります。
たとえば無料で使える編集ソフトでも、字幕や文字起こしまで手元で処理できます。DaVinci Resolveで字幕を入れる方法にまとめてあるので、そちらを先に見てみてください。
CapCutと比べるとどう違うか
同じ「安全性が気になるツール」としてよく並ぶのがCapCutです。公開されている文書の粒度で言うと、保存期間の明記という点ではVrewのほうが細かく書かれています。
ただ、これは「Vrewのほうが安全」という話ではありません。書き方の文化が違うだけで、確かめるべき論点は同じです。両方を同じ読み方で検証したCapCutの安全性の記事と並べて読むと、自分の基準が作れると思います。
金額の比較が気になるならCapCutの料金記事とVrewの料金記事のほうに数字をまとめてあります。この記事では料金には踏み込みません。
まだ触っていない状態で危険性だけ調べている人は、無料版で自分の素材を1本だけ通してみるのが早いです。
そのとき使うのは、公開しても困らない素材にしてみてください。手順はVrewの使い方をまとめた記事のほうに書いてあります。挙動を見てから、業務で使うかを決める順番がいちばん無駄が出ません。
規約を読んだうえで、次に決めること
データの扱いに納得できたら、次は「実際に使うか」「いくらかかるか」の判断です。同じ観点で他のツールも見比べられるようにまとめてあります。
12. Vrewの危険性についてよくある質問と、判断のまとめ
最後に、Vrewの危険性について公式を読んでも分かりにくかった点を5つに絞って答えます。すべて2026年9月12日時点の公式表記が根拠です。

結局、仕事で使っていいのかどうかが知りたいです。そこだけ端的に教えてもらえますか。
端的に言うと、自分が権利を持っている素材なら公式の記載上は問題が出にくく、客先から預かった素材は契約側の条件を先に確認する。この2本立てで考えるのがいちばん現実的です。
Q1. Vrewにアップロードした動画は、AIの学習に使われますか?
公式の記載では使われません。トップページ、データ保護ページ、個人情報処理方針の3か所で、学習には使用しないと書かれています。
外部のAIエンジンに渡る部分についても、各社とも「保存も学習もしない」と方針に明記されています。ただし、これは記載の話であって、第三者が実際の処理を検証した結果ではありません。
Q2. 文字起こしに使った音声は、どれくらい残りますか?
個人情報処理方針には、音声情報ファイルの処理・保有期間として「音声分析及び字幕ファイルの生成完了後24時間」と書かれています。
クラウドに保存したプロジェクトの中身は別枠で、こちらは利用契約の解除日から120日間保管後に削除されます。要請すれば直ちに削除するとも書かれているので、急ぐなら自分から依頼する形になります。
Q3. Vrewで作った動画を仕事の納品物にしても大丈夫ですか?
規約上は、アップロードした素材の権利は利用者が持ち続けると明記されています。AIで生成した画像・音声についても「商業的または非商業的に制限なく利用することができます」と書かれています。
気をつけたいのは、生成物に関するトラブルは利用者側の責任という免責条項がセットになっている点と、無料素材の細かい利用条件が公開されていない点です。納品物で無料素材を多用するなら、先に問い合わせておくのが安全だと思います。
Q4. 韓国の会社だという点は、危険性として考えるべきですか?
所在国そのものは、安全性の判断材料になりません。見るべきは、会社情報が公開されているか、第三者の認証があるか、連絡先と対応期限が示されているかです。
その観点では、会社概要・特定商取引法に基づく表記・ISO認証・権利行使の窓口と10日以内という回答期限まで公開されているので、確認できる材料は揃っているほうです。
ただし、紛争時の準拠法は大韓民国の法律と規約に明記されています。ここは所在国の話ではなく、契約条件として理解しておくところです。
Q5. 退会すれば、預けたデータは全部消えますか?
すぐに全部は消えません。クラウド上のプロジェクトは解除日から120日、アカウント情報は1年、決済関連の記録は法令に基づき5年保存されると書かれています。
ただし、プロジェクトのデータは要請があれば直ちに削除すると明記されています。確実に消したいなら、退会するだけでなく、削除の請求を別途出すのが正しい手順です。なお、同じメールアドレスでの再登録は6か月以内だと拒否される場合があります。
- 創作物をAIの学習に使わないと、公式トップ・データ保護・個人情報処理方針の3か所で明記
- 保存期間は用途別。音声24時間/AIマイボイス1週間/クラウド120日/アカウント1年
- 海外委託先は11社を国名つきで公開。渡るのは主にプロンプトやテキスト
- 運営はVoyagerX, Inc.。SGSによるISO/IEC 27001と27701の認証取得を記載
- アップロード素材の権利は利用者が保持。AI生成物は商業利用できると規約に記載
- 公式が答えていないのは、保管国・即時削除の窓口・無料素材の条件・規約の更新の4点
- 危険性はツールではなく「何を上げるか」で決まる。客先の素材は契約条件を先に確認する
Vrewの危険性は、恐がる対象ではなく読む対象でした。公式が答えている論点は数字と条文で確認でき、答えていない論点は自分で問い合わせるか、その用途では使わないかを選べばいい。整理してしまえば、そこまで難しい判断ではありません。
ツールの安全性を自分で読めるようになりたい人へ
この記事でやったことって、要するに「規約を読んで、書いてあることと書いていないことを分ける」だけなんですよね。特別な資格は要りません。
ただ、そもそも編集の土台が固まっていないと、「このツールを入れるべきか」の判断自体が難しくなります。手札が見えていないと、足すか足さないかを決められないので。
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ツールは、こわがるより中身を読んだほうが早く仲良くなれます。一緒に、安心して使える環境を組んでいきましょう。
無料のままどこまで作れるのかを先に知りたい方は、Vrew無料版はどこまで使える?制限と透かしの実際もあわせてどうぞ。
この記事では「無料素材の利用条件は公式のどこにも見当たらない」と書きましたが、その後に公式フッターの資料室からたどれるヘルプと掲示板まで範囲を広げたところ、素材の種類ごとの条件が見つかりました。素材別の条件とクレジット表記の要否はVrewの商用利用はできる?クレジット表記と素材の条件にまとめ直しています。
