【職種7つ】MV制作の仕事とは|未経験から入れる3つの入り口と求人の現実
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好きなアーティストのMV(ミュージックビデオ)を見て、「こういう映像を作る仕事がしたい」と思ったことはありませんか。でも、MVを作る仕事は何という職業なのか、どこで募集しているのか、未経験から入れるのかは、なかなか見えてきませんよね。
MVは、ディレクター・カメラマン・編集者・CGデザイナーなど、多くの人が分担して作っています。目指す職種によって、入り口も必要なスキルも違います。
この記事では、MV制作に関わる職種と仕事の流れ、実際の求人の中身、未経験から入れる入り口、MVディレクターになるまでの道、副業での始め方まで整理します。
先に結論
MVを作る仕事の中心は、演出を決める「MVディレクター」と、全体をまとめる「プロデューサー」です。ただ、どちらも経験者向けで、未経験の入り口は制作進行(プロダクションマネージャー)・制作アシスタント・編集の3つです。
なかでも編集は、未経験からでも作品で実力を見せやすく、副業でも始められる一番の入り口です。MVの編集を仕事にしたいなら、まずは動画編集CAMPの無料説明会で編集の学び方を確かめてください。
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MV制作の仕事とは?MVを作る仕事の流れ
MV制作の仕事は、曲の世界観を映像で表現し、アーティストの魅力を伝える仕事です。ただ曲に映像をつけるだけではなく、企画から撮影、編集、色の調整まで、たくさんの工程があります。

- 依頼・打ち合わせ:レーベルやアーティストから依頼を受け、曲のイメージや予算、公開日を確認します。
- 企画・絵コンテ:ディレクターが映像の案を考え、企画書や絵コンテにまとめます。
- 撮影準備:ロケ地探し、美術・衣装、スタッフや機材の手配をします。
- 撮影:カメラマン・照明・ディレクターが現場で映像を撮ります。
- 編集・CG:撮った素材を曲に合わせてつなぎ、必要ならCGやエフェクトを加えます。
- 色調整・納品:カラリストが色を整え、確認と修正を経て納品します。
撮影をせず、イラストやアニメーション、文字だけで作るMVもあります。その場合は、編集やモーショングラフィックス、CGの比重が大きくなります。
ミュージックビデオを作る仕事の職種7つ
MV制作に関わる主な職種は、次の7つです。「PVクリエイター」「MVクリエイター」と呼ばれることもありますが、実際の仕事はこのどれかに分かれます。
| 職種 | 主な仕事 | 未経験からの入りやすさ |
|---|---|---|
| プロデューサー | 予算・スタッフ・スケジュールの管理 | 経験者向け |
| ディレクター(監督) | 企画・演出・現場の指揮 | 経験者向け |
| 制作進行(PM) | 段取り・手配・進行管理 | 未経験可の求人あり |
| カメラマン・照明 | 撮影と光の演出 | アシスタントから |
| エディター(編集) | 素材を曲に合わせてつなぐ | 作品で実力を見せやすい |
| カラリスト | 色の調整(カラーグレーディング) | 編集から転向する人も |
| CG・モーションデザイナー | CG・エフェクト・リリックの動き | 作品で実力を見せやすい |
このうち、未経験から入りやすいのは制作進行・アシスタント・編集・CGやモーションです。とくに編集とCG・モーションは、自分で作品を作って実力を見せられるのが強みです。モーションの仕事はモーショングラフィックスの仕事7種類でくわしく紹介しています。
MVとPVの違い|PV制作の仕事も視野に入れる
MV(ミュージックビデオ)は、曲の世界観を表現する映像です。PV(プロモーションビデオ)は、もともと曲の宣伝用の映像を指す言葉で、今では商品やサービス、会社の紹介映像にも使われます。
仕事探しでは、この2つをはっきり分けないほうが選択肢が広がります。求人では「CM・MV制作」「映像制作」としてまとめて募集されていることもあるからです。「MV」だけでなく「PV」「CM」「映像制作」でも検索してみてください。
MV制作の求人の実際|雇用形態・給与・必要な経験
大手の求人検索サイトで「CM MV制作」と調べると、1,667件の求人が出ていました(2026年10月22日時点)。中身を見ると、未経験可の求人は制作進行やプロダクションマネージャーが中心です。
| 職種 | 雇用形態 | 給与 | 経験 |
|---|---|---|---|
| 制作進行(CM・映像制作) | — | 月給26.98万円〜 | 未経験可 |
| プロダクションマネージャー | 紹介予定派遣 | 月給24.8万円 | 未経験可 |
| プロダクションマネージャー(MV・CM制作) | 正社員 | 年収500万〜700万円 | 経験者向け |
| MV制作ディレクター | 業務委託 | 月額25万〜40万円 | MV制作・進行管理の経験が必須 |
※求人検索サイトと企業の採用ページに出ていた求人の例です(2026年10月22日確認)。求人は日々入れ替わります。
表の最後は、VTuber事業を手がける会社のMV制作ディレクターの募集です。必須条件は、MV制作の経験、アニメーション映像の制作経験、進行管理の経験、ポートフォリオの提出でした。MVディレクターの求人は、実績のある人だけが応募できるのが現実です。

未経験からMV制作の仕事に就く3つの入り口
未経験からMV制作の仕事に関わるなら、入り口は次の3つです。
入り口1 制作進行・プロダクションマネージャー
撮影の段取り、スタッフや機材の手配、スケジュール管理を担う仕事です。未経験可の求人もあり、MV・CMの制作会社に入りやすい入り口です。現場全体を見られるので、のちにプロデューサーやディレクターを目指す人にも向いています。
入り口2 制作アシスタント・撮影アシスタント
ディレクターやカメラマンの補助をする仕事です。現場の動きを間近で学べます。体力は必要ですが、MVの撮影現場を知りたい人には近道です。
入り口3 編集(エディター)
撮影素材を曲に合わせてつなぐ仕事です。自分でMV風の作品を作ってポートフォリオにできるので、未経験でも実力を見せやすいのが強みです。会社に入らなくても、副業やフリーランスで案件を受けて実績を積むこともできます。
未経験から映像制作会社に入る流れは、映像制作会社の求人の探し方|5つの探し場所で解説しています。
編集の学び方をもっと詳しく比べたい人へ動画編集スクールおすすめの比較を読む →MVディレクター・MVクリエイターになるには
MVディレクターになるには、大きく3つのルートがあります。
- 制作会社で制作進行・ADから上がる:現場の経験を積み、少しずつ演出を任されるようになります。
- 編集・CGから演出側に移る:編集者やCGデザイナーとして実績を積み、企画から任されるようになります。
- 自主制作MVで実績を作る:インディーズのアーティストや友人のバンドのMVを作り、作品で声がかかるようになります。
どのルートでも大事なのは、「自分が作ったMV」を見せられることです。最初は短い曲やワンコーラスでもかまいません。数十秒〜1分ほどの作品をまとめたリール(作品集の映像)を作っておくと、応募や営業で強い武器になります。作品集の作り方は動画編集ポートフォリオの作り方が参考になります。
ディレクターの仕事全体については、映像ディレクターとは?仕事内容と違いでくわしく紹介しています。
MV編集の仕事に必要なスキルとソフト
MVの編集では、一般的な動画編集とは少し違う力が求められます。
- 音に合わせて切る力:ビートや歌詞の区切りに合わせて、カットのタイミングを決めます。
- エフェクト・モーション:After Effectsで、映像の質感や文字の動きを作ります。リリックビデオでは特に大切です。
- 色の調整:DaVinci Resolveなどで、曲の雰囲気に合う色に整えます。
- 基本の編集ソフト:Premiere ProかDaVinci Resolveで、素材をつなぐ基本操作。
最初からすべてを覚える必要はありません。まずは編集ソフトで「曲に合わせて気持ちよく切る」ことを覚え、次にAfter Effectsでモーションを足す順番がおすすめです。
編集の基礎を短期間で固めたいなら、講座を使う手もあります。たとえば、アズール株式会社が運営する動画編集CAMPは、オンラインと対面で学ぶ、土日などの2日間の実践講座です。カリキュラムは青笹寛史氏が開発しています。全国に校舎があり、受講後もオンラインで復習でき、案件獲得のサポートもあります。通常の受講料は20万円(税込)で、説明会に参加すると割引があります。Premiere Proなどのソフト代は別にかかります(2026年10月時点)。
音楽と映像に関わる仕事の広げ方
MVそのものの仕事はまだ少なくても、音楽と映像が交わる仕事はほかにもあります。
- リリックビデオ:歌詞を動かして見せる映像。モーショングラフィックスの力が生きます。
- 歌ってみた・VTuberの映像:イラストや3Dモデルを使ったMV風の映像。個人からの依頼もある分野です。
- ライブ映像:ライブ会場のスクリーンに流す演出映像や、ライブの収録映像の編集。
- ゲーム・アニメの音楽映像:キャラクターの楽曲のMVなど、アニメーションやCGで作る映像。
小さな仕事でも、音楽に合わせた映像を作った経験は、そのまま本格的なMVの仕事への実績になります。音楽×映像の周辺の仕事から始めて、MVに近づいていくのも現実的な道です。
副業でMV制作を始める方法
会社員や学生でも、副業でMVの編集を始めることはできます。進め方は次の3ステップです。

- MV風の作品を作る:著作権に問題のない音源(自作曲や利用許可のある曲)で、1分ほどの作品を作ります。
- リールにまとめる:作品のいいところをつないで、30秒〜1分の作品集の映像にします。
- 小さな案件を受ける:クラウドソーシングには、MVや歌ってみた動画のカテゴリもあります。リリックビデオや歌ってみたの編集から実績を作りましょう。
案件の取り方は動画編集の案件獲得5ルート、After Effectsを使う副業はafter effects 副業の案件6種類で解説しています。
編集部メンバーの話
MVやライブ演出の映像を作っていると、声がかかる人は「音の気持ちよさ」をわかっている人だと感じます。ビートに1フレームずれるだけで、映像の印象はがらっと変わるからです。好きな曲のMVを1本選んで、カットが変わるタイミングを書き出してみてください。それだけで、自分の編集が見違えるように変わりますよ。
動画編集CAMPが向いている人
- MVの編集を仕事にしたいが、編集の基礎があいまい
- 平日は時間がとれず、土日に集中して学びたい
- 学んだあと、副業で案件を取るところまで相談したい
向いていない人
- すでに映像の実務経験がある(制作会社の求人や転職サービスから)
- 3DCGやアニメーションを専門に学びたい(CGの学校・独学ルートから)
- MVの撮影や照明を学びたい(制作会社のアシスタントから)
MV制作の仕事でよくある質問
MVを作る仕事は何という職業ですか?
中心になるのは「ミュージックビデオディレクター(MVディレクター)」です。ほかに、プロデューサー、制作進行、カメラマン、エディター、カラリスト、CG・モーションデザイナーなどが分担して作っています。
MV制作の仕事の年収はどのくらいですか?
MVだけを数えた公的データはありません。近いのは厚生労働省の職業情報サイト(job tag)の「映像編集者」で、平均年収は583.3万円です(令和7年賃金構造基本統計調査)。ただしこれは、ゲーム・映像以外の専門職も含む広い職業分類の値です。求人の例では、未経験可の制作進行で月給26.98万円〜でした(2026年10月22日確認)。
専門学校に行かないとMVの仕事はできませんか?
行かなくてもできます。MVの仕事は、学歴より作品で判断される仕事です。とくに編集やモーションは、独学や講座で身につけて作品を作れば、十分に仕事につなげられます。
地方に住んでいてもMV制作の仕事はできますか?
編集やモーション、CGなら、在宅でできる仕事もあります。撮影や制作進行は現場に行く仕事なので、制作会社の集まる都市部のほうが有利です。地方なら、まず在宅でできる編集から実績を作るのが現実的です。
学び方を比べてから決めたい人へ動画編集スクールおすすめの比較を読む →まとめ|MV制作の仕事は、編集から入るのが近道
MVを作る仕事の中心はディレクターとプロデューサーですが、どちらも経験者向けです。未経験の入り口は、制作進行・アシスタント・編集の3つで、求人でも未経験可は制作進行やプロダクションマネージャーが中心でした。
そのなかで、編集は作品で実力を見せやすく、副業からでも始められる一番の入り口です。音に合わせて切る力を磨けば、MVの仕事にぐっと近づけます。
次にやることは1つだけです。動画編集CAMPの無料説明会で、編集の基礎をどう固めるかを決めてください。1本目のMV風作品を作れたら、そこから仕事への道が開けていきますよ。
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出典・参考(2026年10月確認)
