【買ったわけ】Element 3D V2レビュー|AE 3Dプラグインの定番

AEで3D使いたいけど、Element 3Dって今買って正解なの?C4Dとどっちがいいんだろう…
Element 3D、AE中級者が一度はぶつかる「買うか迷う」プラグインなんですよね。価格2万円後半、しかも3D系プラグインってC4D/Blender/Plexusと選択肢が多すぎて決められない。僕も半年以上カートに入れたり外したりを繰り返してました。
結論を先に言うと、Element 3Dは「買い切り」「AE内完結」「リリックや遊技機案件で需要が太い」の3点で、MVクリエイターなら買って正解の3Dプラグインです。Cinema 4Dの月額サブスクと比べて長期コストが大きく軽くなるんですよ。
今回は、MVクリエイターとして買ったばかりのElement 3D V2を、これから使っていく立場として正直レビューします。買った理由・できる表現・C4DやBlenderとの違い・落とし穴まで全部書きます。
- Element 3D V2 を買うべきかの結論|MVクリエイター視点
- 買った理由3つ|買い切り・3Dリリック・遊技機案件
- Element 3Dでできる3つの代表表現と業界での使われ方
- スペック・価格・購入方法(公式リンク付き)
- Cinema 4D Lite / Blender との合う人・合わない人比較
- 買う前に知っておきたい3つの注意点とAE初期設定
Element 3D V2 をAEプラグインとして買うべきかの結論
Element 3D V2は「AE内で3Dを完結させたいMVクリエイターなら買って正解」の3Dプラグインです。買い切りで2万円台、しかも今後アップデートを待ち続けても継続課金が発生しないのが大きい。
競合のCinema 4Dは現在Maxon系のサブスク主軸(年契約で月額約1万円〜、月契約だと1.6万円前後)になっていて、長期で使うとランニングコストが膨らみます。半年〜1年でElement 3D の本体価格を超える計算で、コスト面での優位性は明確なんですよね。
もちろん「3Dの精度」だけで比較すればC4DやBlenderのほうが上です。Element 3Dは「3D専用ソフトの代替」ではなく、AEに3D要素を統合するためのプラグイン。この立ち位置を理解した上で使うかどうかで、満足度がガラッと変わるんですよ。
Element 3D V2 を「買った理由」3つ|MVクリエイター視点

僕がElement 3D V2を買った決め手は「買い切り」「3Dリリック」「遊技機案件」の3つ。それぞれ深掘りします。
理由①|買い切りなのが強い(Cinema 4Dは月額サブスク中心)
Element 3D V2の最大の強みは「一度買えば追加課金なしで使い続けられる」買い切りモデル。これに尽きます。
競合のCinema 4D(Maxon)は近年サブスク主軸に移行していて、月額・年額のランニングコストが発生します。半年〜1年も使えばElement 3Dの定価を簡単に超える計算。長期で3D表現を続けるなら、買い切りのほうがトータルコストは大きく軽くなります。
Adobe CC・DaVinci Studio・Element 3D の3本セットなら、Adobe月額分以外は買い切りで運用可能。フリーランスの固定費を増やしたくない人にとって、買い切りは大きなメリットなんですよね。
理由②|3D的なリリックMVが作りやすい
MVクリエイターとしての導入決定打が「3D的なリリックMV表現が、AE単体で完結する」こと。
リリックMV は2D文字アニメだけだと表現の幅が頭打ちになります。3Dレイヤーで奥行きを出す → Element 3Dで文字を厚みのある3Dテキストに変換 → カメラを回す、の流れで一気にMV感が出る。最近のリリック案件ではこの表現を要望される機会が増えてます。
従来はC4DでモデリングしてAEに戻す往復が必要でしたが、Element 3DならAE内で押し出し・面取り・マテリアル設定まで完結。MV1本作る時の作業時間が体感1〜2割短縮できる印象なんですよね。
理由③|遊技機案件で使われることが多い
業界の裏側として、パチンコ・パチスロなどの遊技機映像案件でElement 3Dが使われるケースが多いのも導入の追い風になりました。
遊技機映像は「光る3D文字」「飛び出すロゴ」「リーチ演出の合成」などElement 3D の得意領域だらけ。単価も他案件と比べて高めで、案件本数も継続的にあります。MV1本の単価では届かない領域で、安定収入の柱になりやすいんですよね。
遊技機案件は納品スピードと量産耐性が問われる現場。AE内で完結するElement 3Dは、C4D往復が許されない短納期案件で特に強みを発揮します。
Element 3D V2 でできる3つの代表表現と業界での使われ方

Element 3D V2は汎用3D統合プラグインとして、MV・CM・遊技機・タイトルバックなど幅広い現場で使われています。代表的な3表現を紹介します。
表現①|ロゴ3Dアニメーション(イントロ・タイトル系)
ロゴデータ(イラレ・PSD)を読み込んで3D押し出し → 回転 → 光の差し込みを入れる、王道のロゴアニメーション。YouTubeチャンネルのオープニング・企業VP・MVイントロで定番です。
イラレデータをそのまま読み込んで3D化できるのが強み。Element 3D内で押し出し・面取り・マテリアル設定が全部できるので、C4D往復ゼロでロゴ案件が1本完結します。
表現②|3D的なリリックMV(文字に厚みと奥行き)
最近のリリックMVトレンドの一つが「2Dテキストを3D化して厚みを持たせる」表現。Element 3D を使えば文字に厚み・面取り・反射を加えて、奥行きのある立体タイポグラフィができます。
カメラを回転させながら文字が出てくるシークエンス、文字が破裂・崩壊するシーン、文字が組み上がっていく逆再生表現。2DリリックMVから一段階上のクオリティに引き上げる、現場で重宝される技術なんですよ。
3DリリックMVのワークフロー(Element 3D活用)
① AEでテキストレイヤー作成
② Element 3D エフェクト適用
③ Extrude(押し出し)で厚みを付ける
④ Bevel(面取り)でエッジを丸める
⑤ マテリアルで反射・メタリックを調整
⑥ AE標準のカメラで動かす
表現③|遊技機案件・SF系シーン合成
遊技機映像(パチンコ・パチスロ)でElement 3Dが使われる定番表現が「光る3D文字」「飛び出すロゴ」「リーチ演出の3D合成」。短納期で大量に同じ表現を作る現場で、AE内完結型のElement 3Dは強力な武器になります。
SF系の演出シーンも同様。浮遊する3Dオブジェクト・ホログラム表現・カメラトラッキングと組み合わせた実写合成などで活躍します。Particularなどのパーティクル系プラグインと組み合わせると表現の幅がさらに広がる印象です。
Element 3D V2 のスペック・価格・購入方法
Element 3D V2 はVideo Copilot社(Andrew Kramer氏が創設)の3D統合プラグイン。AE業界では老舗の信頼ブランドです。
製品名:Element 3D V2
開発元:Video Copilot(Andrew Kramer氏創設)
定価:USD 199.95(約3万円前後・為替変動あり)
ライセンス:買い切り(永続ライセンス)
対応:After Effects CC 以降 / Windows / Mac
セール:Black Friday・Cyber Monday 等で30%オフあり
公式:videocopilot.net/products/element2
定価は3万円前後(為替次第で2万円後半〜3万円台で変動)ですが、Video Copilot公式の30%オフセールが年に数回入ります。Black Friday・Cyber Monday・新年セールあたりが狙い目。セール時なら2万円前後で買えるので、急ぎでなければセールを待つのも全然アリですよ。
購入は公式サイトから直接、もしくはaescriptsなど信頼できる代理店経由でも入手可能。怪しい安売りサイトは基本避けたほうが安全。海賊版のリスクとサポート対象外の問題が両方ついてくるので、定価で公式から買うのが結局いちばん安心ですよ。
Element 3D V2 の「合う人・合わない人」|C4DやBlenderとの比較

Element 3D V2は「AE中心ワークフローのMVクリエイター」にハマる設計です。逆に「3D本職」だとC4DやBlenderのほうが向きます。

結局、3DソフトとAEプラグイン、どっちを選べばいいの?
Element 3D が「合う人」
AE中心でMV・遊技機・CM・タイトル制作をする人には強くおすすめ。AE内完結で短納期に強く、買い切りでランニングコストもゼロ。
具体的には、3Dロゴアニメを月数本作る人、リリックMVに3D表現を入れたい人、遊技機案件のVFXを担当する人。「3D本職じゃないけど3D表現は必要」な現場でいちばん輝きます。
Element 3D が「合わない人」
3D本職としてキャラクターモデリングやアニメーションを作る人には不向きです。Element 3Dはモデリング機能を持たず、OBJ/C4Dファイルの読み込みと配置・マテリアル設定がメイン。
キャラを動かす・骨を入れる・物理シミュを回す系の3D制作はBlender(無料)かC4D(業界標準)のほうが圧倒的に向いてます。Element 3DはあくまでAE内で3D要素を「合成・配置」するためのツール、と割り切るのが正解です。
C4D / Blender との比較マトリクス
用途別の使い分けはこんな感じ。
3Dツール3者比較(MVクリエイター視点)
■ Element 3D V2|AE内3D統合・買い切り3万円前後
得意:ロゴ3D・3Dリリック・遊技機VFX
苦手:キャラ制作・物理シミュ
料金:買い切り(永続)
■ Cinema 4D|業界標準3Dソフト
得意:本格3Dモデリング・MoGraph・C4D Liteなら AE 連携
苦手:高い・サブスク主軸
料金:サブスク中心(月1万円〜・年契約)
■ Blender|無料・全部入り3Dソフト
得意:何でもできる・コミュニティ大
苦手:AE連携の手間・学習コスト
料金:完全無料
「AEメインで3D表現も少し足したい」ならElement 3Dが第一候補。「3D本職」ならC4DかBlender、というのが現役MVクリエイター視点の結論ですね。
Element 3D V2 を買う前に知っておきたい3つの注意点

「買って後悔」を避けるために、買う前に必ず確認しておきたい3つの注意点があります。
注意①|GPUスペック要件(VRAM 2GB以上推奨)
Element 3DはGPU処理が前提のプラグイン。VRAMが少ないPCだと、複雑なシーンでカクつき・落ちが頻発します。公式の推奨はVRAM 2GB以上ですが、現実的には4GB以上欲しいところ。
ノートPCで動画編集してる人は、購入前にGPUスペックを確認しておきましょう。RTX 3060以上を積んでるデスクトップなら安心ですが、内蔵GPUのみのMacBookだと厳しい場面が出てきます。
注意②|V3が長らく未発表(アップデート止まり気味)
Element 3D V2は2014年リリースで、後継となるV3が長らく公式発表されていない状態が続いています。Video Copilotは時々V3のティザーを出してきますが、正式リリース時期は未定。
「V3が出るまで待ったほうがいい?」と考える人もいますが、V3アップグレードパスは過去のVideo Copilot製品でも有償だったため、V2を今買って使い倒すほうが投資効率は高いと判断したんですよね。
注意③|Mac Apple Silicon環境での動作確認
Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)のMacでAEを使っている人は、購入前に最新のElement 3D対応状況を公式で確認するのが安全。
Video Copilotは継続的にElement 3DをApple Silicon対応にアップデートしていますが、AEの新バージョン直後にトラブルが出ることもあります。公式サポートページとフォーラムで動作報告をチェックしてから購入しましょう。Windowsユーザーは特に問題なく動きます。
Element 3D V2 を活かすAE設定とワークフロー
Element 3Dを買ったら、まず最初に押さえたいAE側の初期設定とワークフローを整理します。これを知っておくと、最初の試作で迷子になりにくい。
設定①|環境設定でGPU設定を確認
AEの環境設定 → ディスプレイ → GPU設定で「OpenGL(CUDA推奨)」を選択。NVIDIA系GPUなら CUDA、AMD/IntelならOpenCLが基本です。
Element 3D本体側でもGPUを正しく認識しているか確認しましょう。GPUが内蔵に切り替わってると性能が出ないので、外部GPUが優先されているか必ずチェック。
設定②|カメラ追従とライトのワークフロー
Element 3DはAE標準の3Dカメラと連動します。コンポにカメラレイヤーを追加 → Element 3D側で「Auto-Aim Camera」をオンにすると、AEカメラの動きにElement 3Dオブジェクトが追従。
ライトもAE標準の3Dライトと連動可能。Element 3DのRender Settings → Lighting → Source AEを選択で、AE側ライトの色・強度・角度が反映されます。これでAEのワークフローに自然に組み込めます。
設定③|レンダリング設定のコツ
Element 3Dのレンダリングは「Multi-Pass」と「Reflection Mode」の設定で品質と速度が大きく変わる。試作時は低品質で素早く、納品時は高品質で時間をかけて、と使い分けます。
Multi-Pass(反射・屈折・影の多重計算)はオフ → オンの順に切り替え。いきなり最高品質でやると試作段階で時間ばかり食うので、まずは速度優先・後で品質、の二段階で進めるのが安全です。
まとめ|Element 3D V2レビュー|AE 3Dプラグインの定番
Element 3D V2は「買い切り・AE内完結・遊技機/リリック案件で需要太い」の3点で、MVクリエイターなら買って正解の3Dプラグインです。Cinema 4Dのサブスクと比較しても、長期コストでは圧倒的に軽い。
3D本職には向きませんが、「AEメインで3D表現を足したい」MVクリエイター・遊技機クリエイター・タイトル制作者にとっては最適解。Black Friday などのセールを狙えば2万円前後で買えるので、購入タイミングを見計らうのも全然アリですよ。
次の記事では、Element 3D V2 を使って遊技機案件で頻出の「パチンコ文字(光る3D文字)」の作り方を実践解説する予定です。Element 3D を買ったら一緒に挑戦してみてください。
- 買って正解の理由|①買い切り ②3Dリリック ③遊技機案件
- 代表表現3つ|ロゴ3D / 3Dリリック / 遊技機・SF合成
- 価格|USD 199.95(買い切り)・セール30%オフあり
- 合う人|AEメインのMV・遊技機・タイトル制作者
- 合わない人|3D本職(C4D・Blenderのほうが向く)
- 注意3点|GPU要件 / V3未発表 / Apple Silicon動作確認
