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【完全ガイド】Runway Studio Trim 使い方|生成〜書き出しまでRunway1つで完結する新編集機能を映像制作者視点で検証

Runway Studio Trim 使い方|生成〜書き出しまでRunway1つで完結する新編集機能を映像制作者視点で検証
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現役MVクリエイターの青来です。Runway Studio Trim は 2026年6月18日に Runway 公式が発表した新機能で、Runway 内で生成した動画を トリム・並べ替え・ステッチ・書き出し まで一気通貫で完結できる編集ツールです。

「Premiere Pro を挟まずに Runway だけで納品まで行けるのか?」「Studio Trim は Gen-4.5 や Agent Skills とどう組み合わせる?」——ここでは、Runway をヘビーに使っている立場から実戦目線で整理します。

この記事は次のような人向けです:

  • Runway で生成した素材を書き出して他ソフトで繋いでいる人
  • Runway だけで SNS 短尺を完結させたい人
  • Runway Agent Skills(#89)と組み合わせて広告制作を回したい人
  • Premiere / DaVinci と Runway をどう切り分けるか整理したい人

Runway Studio Trim とは|生成後の後工程を Runway 内で吸収

Studio Trim は Runway Studio 内に追加された編集レイヤーです。従来 Runway では「1本ずつ生成→ダウンロード→Premiere / DaVinci でカット編集」という往復が必要でしたが、Studio Trim を使うとRunway のタブ内で完結します。

具体的にできることは4つです。

  • トリム:クリップの前後不要部分を秒単位でカット
  • 並べ替え:複数クリップをドラッグでシーケンス順に並べる
  • ステッチ:クリップとクリップを一本の動画として結合
  • 書き出し:mp4 で直接ダウンロード(プロキシ経由でも劣化なし)

SNS 用の 15〜30秒に切り詰めるだけなら、Premiere を開かなくて済む。地味だけど時間が浮きます。

2026/06/18 リリース内容と対応プラン

Runway 公式 Changelog によると、Studio Trim は 全プランで利用可能(Free 含む)。ただし書き出し解像度と月間書き出し本数はプランに紐づきます。執筆時点で Runway 公式ページ準拠の情報で、詳細は公式 pricing ページで最新を確認してくださいね。

  • Free プラン:720p 書き出し・月間書き出し数に制限あり
  • Standard / Pro プラン:1080p 書き出し・生成クレジット上限内で自由
  • Enterprise プラン:4K 書き出し・チームでのタイムライン共有

執筆時点で公式 API ドキュメントに記載なし(UI 中心の実装)。バッチ処理には使えず、あくまでも手動編集の UI 補助という位置付けです。ここは Adobe Premiere などのプロ用途と大きく違う設計ですよ。

Runway Studio Trim Figure 02|プラン別 提供範囲
Figure 02|プラン別 提供範囲

基本操作4ステップ|「開く→切る→並べる→書き出す」

Studio Trim の操作はシンプルです。Premiere を触ったことがある人なら3分で慣れるUIになっています。

Step 1:Studio Trim を開く

Runway ダッシュボード左サイドから「Studio」→「Trim」を選択。

Step 2:クリップを追加

「Add clip」ボタン、または既存生成物を Assets からドラッグ。Runway 内で生成した動画も、外部からアップロードした mp4 もOK。

Step 3:トリムと並べ替え

タイムライン上でクリップの端をドラッグして in/out を決める。順序はドラッグで入れ替え。キーボードは Space(再生停止)・J/K/L(3段変速)・I/O(in/out)・Q/W(ラフカット)— Premiere Pro のショートカットに近い設計です。

Step 4:Export

右上「Export」→ プリセット(H.264 / ProRes 相当)を選んで書き出し。プロキシで作業していても最終書き出しは元素材の解像度で行われます。

Runway Studio Trim Figure 01|Studio Trim の基本UI
Figure 01|Studio Trim の基本UI

Studio Trim でできないこと(現時点):

  • トランジション(クロスディゾルブ等)の適用
  • テキストテロップの挿入
  • 音楽トラックのミックス(音量調整のみ可)
  • 色補正(Firefly連携やAgent Skills経由に回す想定)

Runway 単体で完結するワークフロー例

Studio Trim が本領を発揮するのは、Runway 内で生成した素材を SNS 用に切り詰めるだけのシーンです。青来が現場で試している型を3パターン紹介します。

パターン1:Instagram Reels 用 30秒動画

Runway で 10秒×3クリップを生成 → Studio Trim で並べて 30秒 → 9:16 縦書き出し → 直接 Reels 投稿。Premiere を立ち上げる必要ゼロ。

パターン2:TikTok 用アドバタイジング

Runway Agent Skills でキャンペーン素材5本を自動生成 → Studio Trim で6秒ずつにトリム&並べ替え → 30秒広告として書き出し。Agent Skills との相性が抜群です。

パターン3:クライアント向けラフ提案

複数バリエーションを Runway で生成し、Studio Trim で並べて「A案・B案・C案」の並び順を数分で入れ替え。ラフ段階でクライアントに送れる速度感が変わります。

MV 本編は今も Premiere に持っていきますが、ラフ提案の段階で Studio Trim は本当に便利。

Premiere / DaVinci と切り分ける判断軸

Studio Trim が来ても、Premiere Pro や DaVinci Resolve が不要になる訳ではないです。判断軸を明確にしておきます。

Studio Trim で完結できる条件

  • 尺が 30秒以内
  • 色補正・音の詰めが不要(SNS 用途)
  • カットが 10クリップ以内
  • テロップが不要 or 別サービス(キャプション自動生成等)で足りる

Premiere / DaVinci に持ち込むべき条件

  • 尺が 1分超
  • カラーグレーディングを細かく詰めたい(カラグレ完全ガイド参照)
  • モーショングラフィックス・テロップ演出が入る
  • 音楽との尺合わせ・EQ・ダッキングが必要
  • クライアント納品(ProRes 422 HQ 等の要件付き)

「ラフは Runway、本編は Premiere / DaVinci」——この二段構えが2026年後半の現実解です。

Agent Skills・Gen-4.5 との連携シナリオ

Studio Trim は、Runway の他機能と組み合わせて初めて本領を発揮します。

  • Agent Skills(#89:Agent が「ローカライズしてキャンペーン動画にまとめて」と指示するだけで、Studio Trim を経由してタイムラインに整列された状態で出力
  • Gen-4.5(#74:物理演算対応の高品質素材を Studio Trim で並べて Reels 直行
  • Nano Banana 2 Lite:Runway 内の画像生成→I2V→Studio Trim で1タイムラインへ
  • Gemini Omni Flash on Runway:会話ベースで動画編集の指示を出しつつ、最終仕上げは Studio Trim

相性の良い組み合わせ順序:

  1. Agent Skills で企画・キャンペーン指示
  2. Gen-4.5 でメインカット生成
  3. Nano Banana 2 Lite で差し込み画像生成
  4. Studio Trim で並べ替え・書き出し
Runway Studio Trim Figure 03|Runway 内で閉じる編集
Figure 03|Runway 内で閉じる編集
Runway Studio Trim Figure 04|Studio Trim vs 従来DAW
Figure 04|Studio Trim vs 従来DAW

Studio Trim が合う人・合わない人

✅ Studio Trim が合う人:

  • Runway をメインにしていて Premiere を開くのが面倒に感じている人
  • SNS 短尺(15〜30秒)の量産が主戦場の人
  • Agent Skills で広告キャンペーンを回す人
  • ラフ提案の速度を上げたい MV / PV クリエイター

❌ Studio Trim が合わない人:

  • 1分超の本編 MV を組む人(→ Premiere / DaVinci)
  • カラーグレーディングを細かく詰めたい人
  • API バッチ処理で編集を自動化したい人
  • トランジション・テキスト演出を凝りたい人

よくある質問

Q1:Free プランでも Studio Trim は使えますか?
A:使えます。ただし書き出しは 720p まで・月間本数上限あり。プロダクション用途なら Standard 以上が現実的です。

Q2:既存の mp4 素材をアップロードして編集できますか?
A:可能です。Runway で生成していない外部素材も Assets にアップして Studio Trim のタイムラインに置けます。ただし 音声のみのアップロードは執筆時点で非対応。

Q3:書き出しはどれくらい時間がかかりますか?
A:30秒動画 1080p で、青来の環境では 40〜90秒。Runway の生成キューが混んでいると遅くなります。

Q4:Premiere Pro のプロジェクトと連携できますか?
A:執筆時点では XML 書き出しなど直接連携する仕組みはありません。mp4 書き出しを Premiere に読み込む形になります。

Q5:他社の類似機能との違いは?
A:Kling には「マルチショット・ストーリーボード」(Kling 3.0 Omni 参照)、Wan には編集モード(Wan 2.7)があり、それぞれ発想が異なります。Studio Trim は タイムライン UI 型の後工程統合 に振り切っている点が特徴です。

まとめ|「Runway で完結する時代」の第一歩

Runway Studio Trim を一言で表すと、「生成→編集→書き出しが Runway 内で閉じる、地味だけど確実な省エネ機能」です。

Premiere Pro・DaVinci Resolve を置き換える存在ではありません。ただ、SNS 短尺やラフ提案の速度は明確に変わります。とくに Agent Skills を併用している人にとっては「Agent が組んだ素材が、Studio Trim のタイムラインに整列された状態で降ってくる」流れが強力です。

Runway に投資を続けている人ほど、Studio Trim は「あって当然」の空気に変わっていくはずですよ。まずは30秒 Reels の量産テストで使い勝手を確かめるのが、一番早いルートです。


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