映像制作会社に新卒で入るには?就活の流れとインターン・選考の準備
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映像制作会社に新卒で入りたい。でも就活サイトで探しても件数が少なく、テレビ局や広告会社の求人ばかり出てきて戸惑いますよね。
映像系の学校ではないけれど応募できるのか、インターンは行くべきか、作品は必要なのか。気になることが多いのに、まとまった情報が見つかりにくいのが映像制作会社の就活です。
この記事では、映像制作会社の種類と新卒で入れる職種、就活のスケジュール、インターンと求人の探し方、選考で見られることを順番に整理します。新卒で決まらなかったときの次の道まで書いたので、読み終わるころには就活の進め方がはっきりしますよ。
先に結論
映像制作会社の新卒の入り口は、AD(アシスタントディレクター)・制作進行・編集やカメラの技術職・CGが中心です。入社後に適性を見て担当を決める会社もあり、映像系の学校でなくても応募できます。
まずは新卒向けの就活サイトと各社の採用ページで「映像制作」「番組制作」の募集とインターンを探し、気になる3社の選考方法(作文・作品の有無)を確かめてください。卒業後に既卒・第二新卒で目指す人は、リクナビNEXTで映像制作会社の求人を見るのが一番です。
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映像制作会社の種類と、新卒で入れる職種
「映像関係の就職」と一口に言っても、会社によって作る映像も、新卒の入り口もかなり違います。まずは全体の地図を持っておきましょう。

| 会社の種類 | 作る映像 | 新卒の主な入り口 |
|---|---|---|
| テレビ番組制作会社 | バラエティ・情報・ドキュメンタリー | AD(アシスタントディレクター) |
| CM制作会社 | テレビCM・Web広告 | 制作進行(プロダクションマネージャー) |
| ポストプロダクション | 編集・音・色の仕上げ | アシスタントエディター |
| CG・VFXの会社 | CG映像・合成 | CGデザイナー・コンポジター |
| 企業VP・Web動画の会社 | 会社紹介・採用・SNS動画 | ディレクター兼編集 |
映像ができるまでには、企画・撮影・編集(ポスプロ)・納品という流れがあります。新卒はどこかの工程のアシスタントから入り、現場で覚えていくのが基本です。「何を作りたいか」と「どの工程に関わりたいか」の2つを決めておくと、受ける会社を絞りやすくなります。
職種ごとの仕事の中身は、映像関係の仕事15選で一覧にしています。
映像制作会社の新卒採用の現実|文系・未経験でも入れる?
結論から言うと、文系でも、映像系の学校でなくても入れます。映像編集者は、入るときに特別な学歴や資格がいらない仕事です。
厚生労働省のjob tagで「入職前の実務経験」を見ると、映像編集者は40.8%、テレビカメラマンは55.6%が「特に必要ない」です。働いている人の学歴も、映像編集者は大卒61.2%・専門学校卒36.7%(複数回答)で、大学から入る人も珍しくありません。
実際の採用でも、入社後に適性を見て担当を決める会社があります。たとえば東京の映像制作会社デキサは、新卒・未経験の採用後の職種を「CGクリエイター」「アシスタントディレクター」とし、入社当初は両方の現場を経験してから、希望と適性で仕事を絞っていく方針です。
ただし、楽な道というわけではありません。job tagの「映像編集者」の有効求人倍率は0.39倍(令和7年度)で、希望する人のほうが多い仕事です。学歴より、「なぜ映像なのか」を自分の言葉で話せるかどうかが差になります。
大手の映像制作会社に新卒で就職するには
「映像制作会社 大手 就職」を目指す人は、新卒採用の人数を見ておきましょう。CM制作の大手AOI Pro.の新卒採用実績は、2025年53名、2026年40名(予定)です(就活サイトの企業情報。従業員401名・2024年12月時点)。
大手は毎年まとまった人数を採る一方で、応募も集まります。中小の制作会社は、採用が数名だったり、毎年は募集しなかったりします。大手を本命にしつつ、同じ職種で中小の会社も並行して受けるのが基本の戦い方です。
大手の顔ぶれや系統は、映像制作会社の大手一覧にまとめています。
映像制作会社の新卒就活スケジュール
政府が企業に求めている就活の日程は、2027年度卒業予定者の場合、広報活動の開始が3月1日以降、採用選考の開始が6月1日以降、正式な内定が10月1日以降です。

実際には、その前の夏や冬にインターンや仕事体験が開かれ、そこから会社を知っていく流れになります。一方で映像制作会社には、大手の日程が落ち着いたあとに募集を出す会社や、通年で採用する会社もあります。
「6月を過ぎたら終わり」ではないのが、映像制作会社の就活の特徴です。気になる会社の採用ページは、春以降もこまめにのぞいておきましょう。
映像制作会社のインターンの探し方
「映像制作会社 インターン」は、次の3つの場所で探します。
- 新卒向けの就活サイト:業種を「放送・映像」「広告」などで絞り、インターン・仕事体験を検索します。
- 制作会社の採用ページ:自社のサイトだけで募集を出す会社もあります。気になる会社は直接確かめます。
- 学校のキャリアセンター・先生:映像系の学校には、制作会社からの募集が直接届くこともあります。
インターンの中身は、会社説明と現場の見学、企画を考えるグループワーク、簡単な編集の体験などさまざまです。現場の空気や働く人の様子を、自分の目で確かめられるのが一番の価値です。忙しさや雰囲気が合うかどうかは、入ってからでは変えられないポイントです。ぜひ見ておいてください。
映像編集・撮影の新卒求人の探し方
「映像編集 求人 新卒」で探すときは、使う場所によって出てくる求人が違うことを知っておきましょう。
| 探す場所 | 出てくる求人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 新卒向けの就活サイト | 新卒の本選考・インターン | テレビ局・広告会社も混ざるので業種で絞る |
| 制作会社の採用ページ | その会社の新卒募集 | 就活サイトに出していない会社もある |
| 求人検索サイト | 件数が多く、給与の相場がわかる | 中途・派遣・業務委託が混ざる |
| 社会人向けの転職サイト | 中途・第二新卒の求人 | 卒業後に使う。在学中の本命探しには向かない |
求人検索サイトで「未経験OK」「新卒可」と出ていても、中身は中途向けの求人ということもあります。応募の前に、雇用形態と応募資格を必ず確かめてください。
映像制作会社の求人の探し方全体は、映像制作会社の求人の探し方でくわしく比べています。
映像の仕事への入り方をもっと詳しく知りたい人へクリエイター転職の始め方|未経験から5ステップを読む →映像制作会社の選考で見られること|作文・作品・面接
映像制作会社の選考は、一般的な企業とは少し違うことがあります。見られるのは、次の3つです。

志望理由の作文・リポート
エントリーシートとは別に、志望理由を文章で出す会社があります。デキサでは、履歴書と一緒に「映像業界を志望する理由」をA4一枚ほどのリポートにまとめて送ります。好きな作品の名前を並べるより、「なぜ自分は映像を作る側に回りたいのか」を書くことが大切です。
作品(あれば強い)
作品の提出が必須でない会社でも、追加の資料として受け付けてくれる会社があります。学内の制作物や、自分で撮って編集した短い動画で十分です。完成度より、どこを工夫したかを説明できることが大事ですよ。作品のまとめ方は動画編集ポートフォリオの作り方が参考になります。
面接での受け答え
面接では、「なぜ映像なのか」「どんな映像を作りたいか」「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれます。撮影や納品の前は忙しくなりやすい仕事なので、働き方についての考えを聞かれることもあります。正直に、自分がどう働きたいかを話せるようにしておきましょう。
後悔しない映像制作会社の選び方
内定が出たら、もしくは応募先を決める段階で、次の5つを確かめてください。
映像制作会社を選ぶ前のチェックリスト
- 固定残業代:月給に何時間分の残業代が含まれているか
- 年間休日:完全週休2日制か、代休の取り方はどうか
- 研修:入社後に誰が、どのくらいの期間教えてくれるか
- 担当できる工程:企画・撮影・編集のどこまで関われるか
- 定着の様子:若手の社員が何年目まで続いているか
編集部メンバーの話
映像の現場では、最初の数年に誰の下で働くかで、身につく技術も考え方も大きく変わります。会社の知名度だけで決めず、面接やインターンで「入社したら誰に教わるのか」「若手はどんな仕事を任されているか」を聞いてみてください。答えが具体的な会社ほど、育てる仕組みが整っていると考えてよいですよ。
働き方のきつさが気になる人は、映像制作会社のホワイト企業の見分け方と「やめとけ」と言われる理由もあわせて読んでおくと安心です。
新卒で決まらなかったら|既卒・第二新卒で映像制作会社に入る道
新卒の就活がうまくいかなくても、映像制作会社への道が閉じるわけではありません。映像制作会社の中途採用には、「未経験可」「第二新卒歓迎」の求人も出ています。
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よいところ
- 無料で会員登録でき、自分で求人を探して応募できる
- 職務経歴書を登録すると、企業や転職エージェントからスカウトが届くことがある
- 「映像」「AD」「制作進行」などのキーワードで、正社員・契約社員の求人を見比べられる
注意点
- 社会人向けのサイトなので、在学中の新卒の本選考は新卒向けの就活サイトで探す
- 映像業界専門ではないので、キーワードと条件でしぼり込む
在学中の人も、映像制作会社の中途求人を一度見ておくと、入社後にどんな経験が求められるかがわかります。職種と条件の相場をつかむ材料として使ってみてください。
リクナビNEXTが合う人
- 卒業後に、既卒・第二新卒として映像制作会社を目指す
- 新卒で別の業界に入り、映像の仕事に移りたい
- 自分で探しながら、スカウトも待ちたい
合わない人
- 在学中で、新卒の本選考を受けたい(新卒向けの就活サイトと各社の採用ページから)
- インターンを探している(新卒向けの就活サイトから)
- 映像の実務経験が長く、非公開求人を紹介してほしい(業界に強いエージェントも併用)
映像制作会社の新卒就活に関するよくある質問
映像系の学部でなくても、映像制作会社に就職できますか?
できます。映像編集者は、特別な学歴や資格がいらない仕事です。入社後に担当を決める会社もあるので、映像への関心と、学生時代に何かを作り上げた経験を伝えましょう。
インターンに行かないと不利になりますか?
行かなくても応募はできます。ただ、インターンで現場を見ておくと、志望理由に具体的な話を入れられます。参加できなかった人は、会社説明会や制作実績をよく見て、その会社で作りたい映像を具体的に話せるようにしておきましょう。
新卒の初任給はどのくらいですか?
会社によって違います。ハローワークに出ている映像編集者の求人賃金は月28.8万円、テレビカメラマンは月24万円です(job tag・令和7年度)。新卒の募集要項では、固定残業代が含まれているかを必ず確かめてください。
ADから始めると、ずっとADのままですか?
そんなことはありません。ADは、ディレクターになるための修業の期間です。現場の段取りやリサーチを覚えながら、ディレクターへ進んでいきます。ディレクターの仕事は映像ディレクターとはで解説しています。
卒業後の入り方をもっと詳しく知りたい人へクリエイター転職の始め方|未経験から5ステップを読む →まとめ|映像制作会社の新卒就活は、職種を決めて3社の選考を調べる
映像制作会社の新卒の入り口は、AD・制作進行・技術職・CGが中心です。映像系の学校でなくても応募でき、入社後に適性で担当を決める会社もあります。
在学中の人がやることは、関わりたい映像と職種を決め、気になる3社の採用ページで選考方法を確かめることです。インターンは新卒向けの就活サイトと各社の採用ページで探してください。
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出典・参考(2026年10月確認)
