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映像制作会社の大手一覧|3つの系統と有名企業、中途で入る3つのルート

映像制作会社の大手一覧|3つの系統と有名企業、中途で入る3つのルート
映像の仕事、どう始める?編集部

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

大手の映像制作会社で働いてみたい。そう思って「映像制作会社 大手」で検索すると、出てくるのは「動画制作を頼むならこの会社」という、発注する人向けの記事ばかりではありませんか。

働きたい人が知りたいのは、どんな大手があり、中途でも入れるのか、どの職種なら狙えるのか、ですよね。

この記事では、大手の映像制作会社を「働く側」から整理しました。会社の3つの系統と有名な会社、職種ごとの入りやすさ、中途で入る3つのルート、応募で見られるポイントまでまとめています。読み終わるころには、どの会社のどの職種を、どんな順番で狙えばいいかが決まりますよ。

先に結論

大手の映像制作会社は、CMプロダクション(東北新社・AOI Pro.・TYOなど)、広告会社のグループ会社(電通クリエイティブピクチャーズ・博報堂プロダクツなど)、ポスプロ・映像技術の会社(IMAGICAグループなど)の3つの系統に分かれます。中途採用は、制作進行やプロダクションマネージャー、編集・CGなどの技術職が中心です。

未経験からいきなり大手を狙うより、中小の制作会社で2〜3年の実績を積んでから大手に移るほうが現実的です。まずはリクナビNEXTに登録して、大手やその関連会社の中途求人がどれだけ出ているかを見るところから始めてください。

大手の映像制作会社に、中途で転職したい人へ

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大手の映像制作会社とは|映像の会社の大手は3つの系統に分かれる

大手の映像制作会社と言っても、何を作っているかで性格はかなり違います。働く側から見ると、大きく3つの系統に分けて考えるとわかりやすいですよ。

大手の映像制作会社をCMプロダクション・広告会社のグループ会社・ポスプロや映像技術の会社の3系統に分け、代表的な会社と中途で多い職種を並べた図

1 CMプロダクション

テレビCMやWeb広告の映像を企画・制作する会社です。東北新社、AOI Pro.、TYO、ギークピクチュアズなどが代表的です。プロデューサー・プロダクションマネージャー・演出(ディレクター)が中心の職場です。

2 広告会社・テレビ局のグループ会社

大手の広告会社やテレビ局のグループで、映像を作る会社です。電通クリエイティブピクチャーズ(電通グループ)や博報堂プロダクツ(博報堂グループ)などがあります。グループの大きな案件に関われるのが特徴です。

3 ポスプロ・映像技術の会社

撮影された素材の編集・色の調整・音の仕上げ・CGやVFXを担当する会社です。IMAGICAグループなどが知られています。エディター・カラリスト・CGデザイナーなど、技術職が中心です。

このほか、アニメやゲームの映像を作る大手もあります。ゲーム・CGの映像に興味がある人は、CG業界 転職の現実も読んでみてください。

映像制作会社 大手の一覧|有名な会社と特徴

大手の映像制作会社としてよく名前が挙がる会社を、系統ごとに並べました。グループや特徴は、各社の公式サイトや報道をもとにまとめています。

会社名系統グループ特徴
東北新社CMプロダクション東北新社グループCM・番組・映画・音響字幕まで手がける総合プロダクション(1961年設立)
AOI Pro.CMプロダクションKANAMELグループ広告映像が中心。年間約1,000本を制作(公式)
TYOCMプロダクションKANAMELグループ40年以上のCM制作の実績
ギークピクチュアズCMプロダクション―CG・アニメーションを使った表現にも強い
電通クリエイティブピクチャーズ広告会社のグループ電通グループ電通グループの映像制作会社
博報堂プロダクツ広告会社のグループ博報堂DYグループ映像を含む制作を幅広く担当
IMAGICAグループポスプロ・映像技術IMAGICA GROUP映像の技術サービス・仕上げの会社を持つグループ

※2026年10月時点で、各社公式サイト・報道・PRONIアイミツ・StockSunの掲載情報をもとに編集部が整理。

なお、AOI Pro.とTYOは2017年1月に共同持株会社(AOI TYO Holdings)を作って経営統合しました。持株会社は2024年4月に社名を「KANAMEL」に変えていて、AOI Pro.とTYOはそのグループの制作会社として名前が残っています。グループの体制は変わることがあるので、応募の前には各社の採用ページで最新の情報を確かめてくださいね。

有名な会社ほど、採用ページを直接見る

大手の映像制作会社は、自社の採用ページで募集を出していることが多いです。AOI Pro.のように、公式サイトに採用情報への入口を設けている会社もあります。気になる会社が決まったら、採用ページを定期的に確認しましょう。

映像制作会社ランキングを見るときの注意

「映像制作会社ランキング」と検索すると、さまざまな順位表が出てきます。ただ、その多くは動画制作を発注したい企業向けに作られたものです。「頼むならどこがよいか」の順位で、「働くならどこがよいか」の順位ではありません。

働く会社を選ぶなら、ランキングの順位より次の3点を見てください。

  • 作っている映像:CM・番組・Web動画・CGなど、自分が関わりたい映像を作っているか
  • 募集している職種:自分の経験で応募できる職種の求人が出ているか
  • 働き方の条件:休日・残業・雇用形態が求人票で確かめられるか

有名かどうかより、自分が届く求人があるかどうかが、転職先を選ぶうえでは大事なポイントです。

大手の映像制作会社で働くメリット・デメリット

大手には大手のよさがありますが、合わない人もいます。入る前に、両面を知っておきましょう。

メリット

  • 予算の大きい仕事や、有名な広告・番組に関われる
  • 分業がはっきりしていて、専門の技術を深めやすい
  • 研修や先輩の指導など、人を育てる仕組みがある会社が多い

デメリット

  • 分業のぶん、担当できる範囲が狭くなりやすい
  • 撮影前後や納期前は、大手でも忙しくなることがある
  • 中途採用の枠が少なく、経験者が中心になりやすい

「いろいろな工程を1人で任されたい」人は、中小の制作会社のほうが合うこともあります。働き方のきつさが心配な人は、映像制作会社はやめとけと言われる5つの理由もあわせて読んでおきましょう。

大手の映像制作会社の職種と仕事内容

大手の映像制作会社で中途採用が多いのは、次のような職種です。

職種主な仕事中途で求められること
プロダクションマネージャー(制作進行)スケジュール・予算・スタッフの管理制作進行の経験。進行管理や営業の経験も評価されることがある
プロデューサー案件全体の責任者。予算と品質の管理制作の実務経験が数年以上
ディレクター(演出)企画・演出・撮影の指揮演出した作品の実績
エディター・カラリスト編集・色の調整ポスプロや制作会社での実務経験
CG・VFXデザイナーCG制作・合成作品をまとめたデモリール

※中途で求められることは、編集部が求人を見た範囲での傾向です。

未経験の人が入口にしやすいのは、プロダクションマネージャー(制作進行)のアシスタントです。

転職の進め方をもっと詳しく知りたい人へクリエイター転職の始め方|未経験から5ステップを読む →

映像の大手に中途で入る3つのルート

大手の映像制作会社に中途で入るルートは、大きく3つあります。

大手の映像制作会社に中途で入る3つのルート(中小の制作会社で実績を積む・技術職で派遣や業務委託から入る・求人サイトやエージェントで中途求人に応募する)を比べた図

ルート1 中小の制作会社で実績を積んでから移る

いちばん現実的なのが、中小の制作会社で2〜3年の実績を積み、その実績を持って大手に応募するルートです。中小では1人で担当する範囲が広いので、短い期間でも経験の幅を作れます。

ルート2 技術職で派遣・業務委託から入る

エディターやCGデザイナーなどの技術職では、派遣や業務委託として大手の現場に入る道もあります。現場で信頼を得て、契約社員や正社員になる人もいます。正社員になれる仕組みがあるかは、契約前に確かめてください。

ルート3 求人サイト・エージェントで中途求人に応募する

大手や大手の関連会社の中途求人は、総合転職サイトや業界に強いエージェントにも出ます。経験がある人は、職務経歴書を登録してスカウトを待つのも有効です。

未経験の人は、まずルート1を目指すのが近道です。未経験から映像業界に入る方法は、映像制作会社の求人の探し方を参考にしてくださいね。

大手の映像制作会社の年収と働き方の目安

大手の年収は会社や職種で差が大きく、一律には言えません。応募するときは、求人票の年収の幅と、固定残業代の有無を必ず確かめてください。

公的なデータでは、厚生労働省の job tag「映像編集者」の平均年収は583.3万円(令和7年賃金構造基本統計調査)です。ただしこれは、ゲーム・映像以外の専門職も含む広い職業分類の値で、平均年齢も41.7歳です。大手の映像制作会社の年収そのものではない点に注意してください。

職種ごとの年収の違いは、映像クリエイターの年収で公的データをもとに比べています。

大手の映像制作会社の中途採用で見られるポイント

大手の中途採用では、次の3つがとくに見られます。

大手の映像制作会社の中途採用で見られる3つのポイント(作品やデモリール・担当範囲の書き方・その会社を選ぶ理由)を並べた図
  1. 作品・デモリール:自分が関わった作品を、担当した部分がわかる形でまとめます。CG・編集なら1〜2分のデモリールが基本です。
  2. 担当範囲の書き方:「CMの制作進行として、撮影準備から納品まで担当」のように、どこまで任されたかを具体的に書きます。
  3. その会社を選ぶ理由:作品や得意分野を調べたうえで、なぜその会社なのかを自分の言葉で話せるようにします。

社名を出せない作品は、「大手飲料メーカーのWeb CM」のように業種で書けば大丈夫です。作品の見せ方は動画編集ポートフォリオの作り方が参考になります。

編集部メンバーの話

大きな現場ほど、多くの人が分業で関わります。そのため中途採用では、技術だけでなく「チームの中で自分の役割を果たせるか」がよく見られます。これまでの仕事で、誰とどう連携して進めたかを話せるようにしておくと、面接での印象がぐっとよくなりますよ。

大手の関連会社・協力会社という選択肢

大手の映像制作会社そのものに入るのが難しい場合は、大手のグループ会社や、大手と一緒に仕事をしている協力会社を狙う方法もあります。

大手の案件は、多くの会社が分担して作ります。編集・CG・撮影・制作進行などを、協力会社が担当することも少なくありません。協力会社で働けば、大手の現場の進め方を知りながら経験を積めます。

求人を探すときは、会社の事業内容や制作実績の欄に、大手の案件やグループの名前が出ているかを見てみてください。大手と同じ現場に立てる会社は、思っているより多いものです。

大手の映像制作会社の求人の探し方

大手の映像制作会社の求人は、各社の採用ページのほか、総合転職サイトにも出ます。会社名や職種で検索して、まず今どんな募集が出ているかを見てみましょう。

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よいところ

  • 無料で会員登録でき、自分で求人を探して応募できる
  • 会社名や「CM制作」「映像制作」などのキーワードで、正社員・契約社員の求人を比べられる
  • 職務経歴書を登録すると、企業や転職エージェントからスカウトが届くことがある

注意点

  • すべての大手が掲載しているわけではないので、各社の採用ページも合わせて見る
  • 派遣や業務委託の求人を探すなら、ほかのサービスと組み合わせる

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合わない人

  • 学生で、新卒の就職を考えている(各社の新卒採用ページから)
  • 映像の実務経験が長く、非公開の求人を紹介してほしい(映像に強いエージェントも併用)
  • 派遣・業務委託で現場に入りたい(映像系の派遣会社から)

大手の映像制作会社についてよくある質問

未経験でも大手の映像制作会社に入れますか?

可能性はありますが、中途の未経験採用は多くありません。制作進行のアシスタントなど未経験可の求人が出ることもあるので、求人をこまめに確認しましょう。現実的には、中小の制作会社で経験を積んでから大手に移る道がおすすめです。

大手の映像制作会社は新卒採用が中心ですか?

新卒採用に力を入れている会社は多いです。ただ、中途採用の募集を出している会社もあるので、採用ページの「キャリア採用」「中途採用」の欄を見てください。

大手と中小では、どちらが成長できますか?

どちらにもよさがあります。大手は分業のなかで専門の技術を深めやすく、中小は1人で担当する範囲が広いので経験の幅を作りやすいです。目指す職種に合わせて選びましょう。

地方に大手の映像制作会社はありますか?

大手の多くは東京に本社があります。job tag でも、映像プロダクションは東京や大阪などの大都市圏に集中しているとされています。地方の人は、大手の支社や地元の制作会社、テレビ局の関連会社も合わせて探してみてください。

応募の準備をもっと詳しく知りたい人へクリエイター転職の始め方|未経験から5ステップを読む →

まとめ|大手の映像制作会社は、系統と職種を決めて求人を見る

大手の映像制作会社は、CMプロダクション、広告会社のグループ会社、ポスプロ・映像技術の会社の3つの系統に分かれます。中途採用は制作進行・プロデューサー・編集・CGなど、経験を求める職種が中心です。

だからこそ、狙う系統と職種を決めて、自分が届く求人があるかを先に確かめることが大切です。届かないときは、中小の制作会社で実績を積むルートから始めましょう。

次にやることは1つだけです。リクナビNEXTに無料登録して、「CM制作」「映像制作」と気になる会社名で求人を検索してみてください。今どんな募集が出ているかがわかれば、準備することもはっきりしますよ。

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