【現実】ゲーム業界転職は30代未経験でも可能|入れる職種と3つのルート
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「30代で、しかも未経験。今からゲーム業界なんて遅すぎるかな」と迷っていませんか。求人サイトを開いても、若い人向けに見える募集ばかりで不安になりますよね。
一方で「年齢制限はない」「30歳は限界じゃない」という声もあって、何を信じればいいのか分かりにくいはずです。大事なのは、気持ちの問題ではなくどの職種なら入れて、どのルートが現実的かを知ることです。
この記事では、業界団体の調査と求人サイトの件数をもとに、30代未経験の採用の現実を整理します。読み終えるころには、入れる職種と3つのルート、覚悟しておくこと、そして最初に何をすればいいかが決まります。
先に結論
30代・未経験でもゲーム業界への転職はできます。ゲーム開発者の約4割は30代で、転職経験がある人も過半数だからです。ただし30代は「何で貢献できるか」を見られるので、テスターから入る・前職のスキルを活かす・作品を作ってデザイナーやプランナーを狙う、の3ルートから1つ選んでください。迷ったら、まずリクナビNEXTに登録して、今の経歴で応募できる求人を見るところから始めるのが一番です。
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ゲーム業界転職は30代未経験でも可能?データで見る現実
結論から言うと、30代未経験でもゲーム業界への転職は可能です。理由は、ゲーム業界で働く人の中で30代がいちばん多い層の一つだからです。
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の「ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2025」では、回答者の年齢は30〜34歳が20.9%、35〜39歳が18.0%でした。合わせると30代は38.9%で、およそ4割です。

30歳でゲーム業界は遅くない理由
同じ調査では、転職したことがある人が55.2%、ゲーム業界の中で転職したことがある人が41.6%でした。人が動く業界なので、中途採用の求人も出やすいのです。
現場に30代が多いということは、30代の新人が入っても浮きにくいということでもあります。「30歳だから門前払い」という業界ではない、と考えてくださいね。
それでも30代が不利になる点
ただし、20代と同じ戦い方は通じません。JACリクルートメントは、ゲームエンジニアの転職では30代は即戦力として見られる、と説明しています。
つまり30代の未経験は、「ゲーム制作は未経験でも、これまでの仕事で何ができるか」を問われます。ポテンシャルだけで採ってもらえるのは主に20代です。だからこそ、入り口となる職種とルートの選び方が大事になります。
20代の場合の進め方は20代未経験からのゲーム業界転職の記事で、年齢を問わない全体像はゲーム業界に未経験から入れる職種の記事でまとめています。
30代で見るゲーム業界の求人の実態|「未経験OK」の中身
では、実際に未経験で応募できる求人はどれくらいあるのでしょうか。大手の求人サイトで件数を確認しました(2026年10月時点)。
| 求人サイト・条件 | 件数 | 中身の傾向 |
|---|---|---|
| マイナビ転職「ゲーム・アミューズメント」 | 220件 | 表示25件中23件に「職種・業種未経験OK」。多くはゲームテスター |
| マイナビ転職「未経験者を歓迎するゲーム業界の求人」 | 211件 | テスターのほか、研修ありのWebデザイナー・動画クリエイター、Web・アプリ制作の総合職 |
| エン転職「職種未経験歓迎/ゲーム系」 | 29件 | 未経験歓迎に絞ると件数は少なめ |
| doda「ゲームプログラマ・社員の平均年齢30代」 | 184件 | 30代が多い職場の求人。経験者向けが中心 |
数字だけ見ると、未経験OKの求人はそれなりにあります。ただし中身を開くと、多くはゲームテスター(QA)の募集です。プランナーやデザイナーの未経験求人は、ぐっと少なくなります。
また、求人票に「年齢不問」と書いてあっても、実際の選考では職歴が見られます。件数に安心せず、「自分の経歴で応募できる求人が何件あるか」を数えるのが現実的な見方です。
ゲーム業界に未経験の30代でも入りやすい職種・入りにくい職種
30代未経験で狙える職種は、はっきり分かれます。ざっくり3段階で見てください。

入りやすい:テスター(QA)・バックオフィス・営業
テスターは、ゲームの不具合を見つけて報告する仕事です。未経験OKの求人がいちばん多く、30代でも応募しやすい入り口です。契約社員や派遣から始まることが多い点は、知っておいてください。
人事・経理・営業・カスタマーサポートなどは、「ゲーム業界は未経験」でも「職種は経験者」として応募できます。30代の職歴がそのまま評価されやすい枠です。
経験しだい:プランナー・2D/3Dデザイナー・動画クリエイター
プランナーやデザイナーは、未経験でも作品や企画書があれば挑戦できます。逆に言うと、見せられるものがないと書類で止まりやすい職種です。
映像・CG・動画の仕事をしてきた人は、この枠で「職種経験者」に近い扱いを受けられることがあります。詳しくは後半の「映像・CG・動画の経験がある30代」の章で説明します。
入りにくい:未経験のプログラマー・ディレクター・プロデューサー
ディレクターやプロデューサーは、制作をまとめる立場です。業界の経験が前提なので、未経験での採用はほぼありません。
プログラマーも、30代は即戦力を求められやすい職種です。IT系のエンジニア経験があれば話は別ですが、プログラミング自体が未経験なら、まずは別のルートを考えたほうが近道です。
30代未経験からゲーム業界に入る3つのルート
入りやすい職種が分かったら、次はルートを1つに決めます。30代未経験の現実的な道は、次の3つです。

ルート1:テスターから入って開発職をめざす
いちばん求人が多く、業界に入るまでが早いルートです。現場の進め方や用語を覚えながら、社内でプランナーなどへの異動をめざします。
注意点は、テスターのまま年数が過ぎてしまうことです。面接では「テスターから別の職種へ移った人がいるか」を聞いておいてくださいね。
ルート2:前職のスキルを活かして入る
30代にいちばん向いているのが、このルートです。営業・人事・経理・Webマーケ・映像制作など、今の仕事をゲーム会社で続ける形で入ります。
ほかのルートより年収が下がりにくく、職歴も途切れません。入社後に開発へ近づきたいなら、社内の人脈を作ってから考える方法もあります。
ルート3:スクールや独学で作品を作り、デザイナー・プランナーを狙う
作りたいものがはっきりしている人向けのルートです。3DCGなら作品、プランナーなら企画書や仕様書を用意して応募します。
働きながら作品を作るので、時間がかかるのは覚悟してください。学び方の選択肢はゲームクリエイターになるには|3つのルートの記事で、費用と期間を比べています。
もっと詳しく比べたい人へ未経験から映像・CG・ゲーム職に転職する5ステップと登録先を比べた記事を読む →30代でゲーム業界へ転職するなら覚悟すべきこと(年収・年下の上司・働き方)
入れるかどうかと同じくらい大事なのが、入ったあとの条件です。先に知っておけば、内定が出てから迷わずに済みます。
年収は一度下がることがある
CESAの調査では、ゲーム開発者の個人年収の平均は674.21万円、いちばん多い層は500〜599万円(13.9%)でした。JACリクルートメントは、ゲームエンジニアの30代の年収を600万円前後としています。
ただし、これは経験者を含めた数字です。未経験で、特にテスターや契約社員から入る場合は、前職より年収が下がることがあります。家計の見直しは、応募の前に済ませておきましょう。
年下の上司・先輩と働く
ゲーム業界は20代後半から30代前半の人が多い職場です。未経験で入れば、年下の先輩から教わる場面はふつうにあります。ここで素直に聞ける人ほど、早く仕事を任されます。
契約・派遣スタートと、リリース前の忙しさ
未経験の求人は、契約社員・派遣社員から始まるものも少なくありません。正社員登用の実績があるかは、必ず面接で確認してください。
「やめとけ」と言われる理由も一度見ておく
リリース前の残業や、プロジェクトの終了で配置が変わることなど、ゲーム業界には向き不向きが分かれる働き方があります。応募前にゲーム業界はやめとけと言われる理由の記事で、自分が受け入れられるかを確かめておいてください。
30代未経験でも採用される人の4つの共通点と志望動機の型
30代未経験で内定をもらう人には、共通点があります。どれも今日から準備できることです。
- 見せられるものがある。作品、企画書、前職の成果物など、言葉以外で実力を示せる材料を持っています。
- 前職の実績を言葉にできる。「何を、どれだけ、どう改善したか」を数字や事実で話せます。
- 応募先のゲームを遊び込み、会社を調べている。「ゲームが好き」で止まらず、その会社のタイトルの良い点・直したい点まで話せます。
- 応募する職種を絞っている。「何でもやります」ではなく、入りたい職種を1〜2つに決めています。
趣味で作った同人ゲームなどは、実務経験には数えられないことが多いものの、アピール材料にはなります。作ったものがあるなら、遠慮せず見せてくださいね。
志望動機・職務経歴書で30代が見られるポイント
30代の志望動機で見られるのは、「なぜ今ゲーム業界か」と「前職の経験で何に貢献できるか」の2つです。次の型に当てはめると、短くまとまります。
- きっかけ:なぜ今、ゲーム業界に移りたいのか(1文)
- 経験:前職で何をして、どんな結果を出したか(1〜2文)
- 貢献:その経験を、応募先のどの仕事で活かすか(1文)
例文:「前職では接客業の店長として、お客様の声をもとに売り場を改善してきました。遊ぶ人の声を形にする仕事に関わりたく、ゲーム業界を志望します。テスターとして、遊ぶ人の目線で気づいたことを正確に伝える点で貢献したいと考えています。」
応募前のチェックリスト
- 入りたい職種を1〜2つに決めた
- 3つのルートのうち、どれで入るか決めた
- 前職の実績を、数字や事実で3つ書き出した
- 見せられる作品・資料を1つ以上用意した
- 年収が下がっても暮らせるか確認した
求人の探し方|求人サイトと業界特化エージェントの使い分け
30代未経験が最初にやるべきなのは、求人サイトに登録して、今の経歴で応募できる求人を自分の目で見ることです。ゲーム業界特化の転職エージェントは、経験者向けのサービスが多いからです。
| サービス | 種類 | 30代未経験との相性 |
|---|---|---|
| リクナビNEXT | 求人サイト | ◎ ゲーム会社の未経験OK求人を、ほかの業界と並べて探せる。職務経歴書の登録もできる |
| G-JOBエージェント | ゲーム業界特化の転職エージェント | △ ゲーム業界の実務経験がある人向け。業界に入ったあとの転職で使う |
| Hiraku agent | ゲームクリエイター特化の転職エージェント | △ 経験者向けの色が強い。完全未経験は紹介される求人が絞られる |
G-JOBエージェントは、ゲーム業界の求人を多く扱う専門エージェントです。ただし実務経験のある人が対象なので、30代未経験の今の段階では合いません。テスターなどで業界に入り、経験を積んでから使うのがおすすめです。
Hiraku agentも、ゲーム業界での経験がある人向けの特典があるなど、経験者寄りのサービスです。紹介ページでは、完全未経験だと紹介される求人が絞られると説明されています。
だからこそ、最初はリクナビNEXTです。ゲーム会社の求人に加えて、前職のスキルを活かせる求人も同じ場所で見比べられます。ルート1とルート2の両方を一度に探せるのが、30代には大きいですよね。
リクナビNEXTが合う人
- ゲーム業界は未経験で、応募できる求人がまだ分からない
- テスター・バックオフィス・営業など、入り口の職種から探したい
- 前職のスキルを活かせる求人も並べて見たい
- 自分のペースで求人を見て比べたい
リクナビNEXTが合わない人
- すでにゲーム業界での実務経験がある(G-JOBエージェントなど特化型が向く)
- 求人選びから書類の添削まで、担当者に任せたい
- 応募する職種がまだ1つも決まっていない(先に「入りやすい職種」の章を読み直す)
ゲーム業界の転職エージェントをまとめて比べたい人は、ゲーム業界の転職エージェント比較の記事も参考にしてください。業界経験を積んだあとの登録先選びに役立ちます。
映像・CG・動画の経験がある30代はここが狙い目
映像制作や動画編集、CGの仕事をしてきた人は、「ゲーム業界は未経験でも、職種は経験者」として戦えます。これは30代未経験の中でも、かなり有利な立場です。
マイナビ転職の未経験歓迎の特集にも、動画クリエイターの求人が載っています(2026年10月時点)。ほかにも、エフェクト・モーション・3Dデザイナーなど、映像の技術が近い職種があります。
- 動画クリエイター:PVやSNS用の宣伝映像、ゲーム内のムービーなど
- エフェクト・モーション:After Effectsやモーショングラフィックスの経験が近い
- 3Dデザイナー:BlenderなどでモデリングやCG制作をしてきた人
編集部メンバーの話
映像の現場から見ると、ゲームの宣伝映像やライブ演出のように、映像とゲームの仕事が重なる場面は少なくありません。映像出身の人は、ゲームの映像を自分で一本作ってポートフォリオに入れるだけで、「ゲームの仕事を想像できる人」として見てもらいやすくなります。作品は数を並べるより、応募先に近いものを上に置くのがおすすめです。
作品の見せ方は動画編集ポートフォリオの作り方で解説しています。CG寄りの人はCG業界の転職の記事もあわせて読むと、応募先の幅が広がります。
ゲーム業界転職・30代未経験のよくある質問
35歳以降でも未経験から入れますか?
入れる可能性はありますが、30代前半より選択肢は減ります。「35歳まで」のような目安を設ける会社もあるため、30代後半はルート2(前職スキルを活かす)を軸にするのが現実的です。
独学だけで受かりますか?
独学かスクールかより、応募先に見せられる作品があるかが大事です。独学で作品を作れる人なら、独学で問題ありません。一人で続けられるか不安な人は、スクールを使う方法もあります。
契約社員や派遣から正社員になれますか?
会社によります。正社員登用の制度があっても、実績が少ない会社もあります。面接で「直近で登用された人がいるか」を聞いて確かめてください。
ゲームが好きなだけでは採用されませんか?
「好き」は前提で、それだけでは差がつきません。30代は、好きな気持ちに加えて「前職の経験で何ができるか」を伝えることで評価されます。
もっと詳しく比べたい人へクリエイター転職の始め方と、未経験から使える登録先を比べた記事を読む →まとめ|30代未経験は「ルートを1つ決めて、求人を見る」から
30代・未経験でも、ゲーム業界への転職はできます。ゲーム開発者の約4割は30代で、転職経験がある人も過半数です。年齢だけで諦める必要はありません。
ただし30代は「何で貢献できるか」を見られます。テスターから入る、前職のスキルを活かす、作品を作る。この3つから自分のルートを1つ決めてください。
次にやることは1つだけです。リクナビNEXTに登録して、今の経歴で応募できるゲーム業界の求人を探してください。求人を実際に見ると、自分に合うルートがはっきりしますよ。
ルートが決まったら、次は求人を見る番です
まずはリクナビNEXTで、応募できる求人を探しましょう
テスター、バックオフィス、映像・デザイン職など、30代未経験の入り口になる求人をまとめて探せます。職務経歴書を登録しておけば、応募のときにそのまま使えます。
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出典・参考(2026年10月確認)
