Premiere Proに学割はある?社会人でも安く使うルート
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Premiere Proに学割ってあるんですか?大学はとっくに卒業してるんですけど、社会人でも安く使えるルートがあるなら知りたくて…。調べても書いてあることがバラバラで、どれが本当なのか分からなくなってます。
こんにちは、現役MVクリエイターの青来です。Premiere Proの学割まわりって、検索するほど情報が食い違って混乱しますよね。僕も毎年の契約更新前に価格ページを開き直すんですが、そのたびに表記が変わっていて、正直ちょっと驚くんですよ。
なので今回は、記憶や他サイトの引き写しを一切やめて、公式ページを今日ぜんぶ開いて数字を拾ってきました。以下の価格・条件はすべて2026年8月12日時点の実測値です。
先に結論から書きますね。Premiere Proの単体プランに学割価格は用意されていません。学生・教職員向けに並んでいるのはCreative Cloud Proプラン1本で、Premiere Proはその中に含まれる形です。
そして社会人の場合。在籍している学校があるなら普通に対象ですし、無いならAdobe公認スクールの講座を受けてライセンスを受け取るルートが正規に用意されています。この記事ではその2つを、条件と金額まで分解していきます。
ひとつ先にお断りを。Adobe公式のプランページを2026年8月12日に確認したところ、このソフトの表記は「Adobe Premiere」で、”Pro”が製品名から外れていました。ただ検索する人の多くは今も「Premiere Pro」と打つので、この記事では通称の「Premiere Pro」で通します。
- Premiere Proに学割はあるのか、公式プランページで確認できた事実
- 学生・教職員価格の3段階(980円→2,180円→4,180円)の中身と年換算
- 学割の対象条件・認証方法・提出できる書類(公式ヘルプ実測)
- 学校に在籍していない社会人が使える、正規のルートと実際の金額
- Premiere Pro単体プランと学割ルート、1年目・2年目の総額比較
- 卒業後どうなるか、契約前に知っておきたい落とし穴
ソフトの操作そのものから知りたい人はPremiere Proの使い方 基本ガイドを先に読んでみてください。この記事は「Premiere Proを学割で安く使えるのか」の1点に絞って深掘りします。
- 1. Premiere Proに学割はある?単体プランの学割は無く学生版はCC Pro
- 2. Premiere Pro 学割の価格を公式で実測|980円→2,180円→4,180円
- 3. Premiere Pro 学割の対象条件と認証方法|社会人でも対象になるケース
- 4. 社会人がPremiere Proを学割価格で使う正規ルート|デジハリ経由
- 5. Premiere Pro 学割と通常プランの料金比較|1年目・2年目の総額
- 6. Premiere Pro 学割の前に考える:単体とコンプリートで迷った実体験
- 7. Premiere Proの学割が合う人・合わない人|単体で足りるかで決まる
- 8. Premiere Pro 学割を使うときの注意点|卒業後・規約・45日ルール
- 9. Premiere Pro 学割のよくある質問|iPhone版・返金・乗り換え
1. Premiere Proに学割はある?単体プランの学割は無く学生版はCC Pro
Premiere Proの単体プランに、学割価格は用意されていません。学生・教職員向けに並んでいるのはCreative Cloud Proプラン1本で、Premiere Proはその20以上のアプリの中に含まれる形です。

公式の「学生・教職員」タブに単体プランは並んでいない
Adobe公式のプラン一覧ページには「個人/法人/学生・教職員/教育機関」の4つのタブがあります。このうち「学生・教職員」タブを開くと、カードは Creative Cloud Pro が1枚だけでした。
個人タブのほうには Premiere、Photoshop、Illustrator、After Effects…と単体プランがずらっと並びます。それが学生・教職員タブでは消えて、まとめて1枚になる。つまり「Premiere Proだけを学割価格で契約する」という選び方が、そもそも選択肢として存在しないということです。
ここを知らずに探し続けると、いつまでも見つかりません。僕も最初「単体の学生版がどこかに隠れているはず」と思ってページを行ったり来たりしたんですが、無いものは無いんですよね。
学生向けPremiereページでも「CC Proに含まれる」扱い
Adobeは学生向けにPremiere専用のページも用意しています。そこに書いてあるのは「Premiereは、学生向けCreative Cloud Proプランに含まれています」という一文でした。
同じページのよくある質問にも「Premiereに学生向けの割引価格はありますか?」という項目があって、答えは「はい、Creative Cloud Proプランに含まれているため」となっています。学割は”ある”けれど、それはPremiere単体の割引ではなく、コンプリート相当のプランの割引、という理解が正確です。
Premiere Proの学割を探して単体3,280円にたどり着く理由
「Premiere Pro 学割」で調べると、なぜか月3,280円(税込・年間プランの月々払い)という数字にぶつかります。これは学割ではなく、誰でも契約できる通常の単体プラン価格です。2026年8月12日時点の公式プランページで確認しました。
ここで混乱が起きるのは、単体プランの3,280円が、学割CC Proの4か月目以降2,180円より高くて、2年目以降の4,180円より安いから。3つの数字が近い範囲に固まっているせいで、どれが学割でどれが通常価格なのか分からなくなるんです。
「Premiere Proの学割」=「Premiere Proが入ったCC Proの学割」と読み替えると、情報の食い違いが一気に消えます。
この読み替えができていないと、比較の土俵がズレたままになります。Premiere単体3,280円と学割2,180円を並べて「学割のほうが安い」と言うのは、単体1本と20本以上のセットを値段だけで比べている状態。学割で得られるのはPhotoshopもIllustratorもAfter Effectsも入った塊なので、そこを込みで判断してみてください。
Premiere Pro単体プランの料金構造そのものはPremiere Proの料金ガイドに細かくまとめてあるので、通常価格側から詰めたい人はそちらもどうぞ。
2. Premiere Pro 学割の価格を公式で実測|980円→2,180円→4,180円
Premiere Proが含まれる学生・教職員向けCC Proは、最初の3か月が980円/月、4か月目以降が2,180円/月、2年目以降が4,180円/月。いずれも税込・年間プランの月々払いです。

学割価格は3段階で上がる設計になっている
公式ページの表記をそのまま並べると、こうなります。通常価格9,080円/月に対して最初の3ヵ月が89%OFFの980円/月、という書き方でした。
| 期間 | 月額(税込) | その期間の合計 |
|---|---|---|
| 1〜3か月目 | 980円/月 | 2,940円 |
| 4〜12か月目 | 2,180円/月 | 19,620円 |
| 1年目 合計 | — | 22,560円 |
| 2年目以降 | 4,180円/月 | 50,160円/年 |
| 学割なしの通常価格 | 9,080円/月 | 108,960円/年 |
1年目の総額は22,560円。月あたりに均すと1,880円ほどです。Premiere Pro単体プランの3,280円/月より安く、しかも20以上のアプリが付いてくる計算になります。
ただし2年目からは4,180円/月に上がって、年50,160円。ここは見落としやすいポイントなので、契約前に頭に入れておいてください。
通常プランの価格と並べるとどれくらい違うのか
同じ日に個人向けタブも確認しました。2026年8月13日時点だと、Creative Cloud Proの個人向けは「最初の3か月50%OFF」で4,539円/月、4か月目以降は9,080円/月という表示でした。
注意したいのは、この割引が常設ではないという点です。Adobeは時期によって割引率も対象期間も入れ替えるので、同じCC Proでも見に行った日によって提示される金額が変わります。過去に見た数字を前提に予算を組むと、いざ申し込む段になって計算が合わなくなります。
結論としては、申込画面まで進んだときに表示される金額が、自分に適用される価格です。ここは記事の数字を鵜呑みにせず、決済ボタンの手前で必ず自分の目で確認してみてください。
「89%OFF」の数字をそのまま受け取らないほうがいい理由
公式が大きく出している「89%OFF」は、通常価格9,080円と最初の3か月の980円を比べた数字です。この割引率が適用されるのは最初の3か月だけで、4か月目からは76%OFF相当、2年目からは54%OFF相当に落ちます。
とはいえ2年目の4,180円でも、通常の9,080円と比べれば半額以下です。学割そのものの価値が薄いという話ではありません。「初月の数字ではなく、自分が使い続ける年数で総額を出す」のが、この手のプランで損をしないコツですよ。
プラン全体の構造や、コンプリート/単体/Standardの違いはAdobe CC 料金プランの全整理にまとめています。
3. Premiere Pro 学割の対象条件と認証方法|社会人でも対象になるケース
Premiere Proの学割の対象は、13歳以上で認可された教育機関に在籍する学生と、その教職員です。年齢の上限は書かれていないので、社会人でも在籍していれば対象になります。

公式が挙げている学割の対象者
Adobeの教育機関向けヘルプページ(最終更新2026年3月12日)に、条件が箇条書きで並んでいました。学生側の要件は「13歳以上で、以下のいずれかに在籍していること」。
- 大学 — 2年以上に相当する全日制課程を持ち、学位を授与する認可された公立・私立大学(コミュニティカレッジ、短期大学、専門学校を含む)
- 小学校または中等学校 — 認可された公立または私立の全日制の学校
- ホームスクール — 各地の規定によって定められたもの
教職員側は「認可された小中高、公立・私立大学、学区、教育委員会に勤務する教職員(名誉教授を含む)」。大学に通い直している社会人学生も、専門学校に通っている人も、条件を満たせば正規の対象です。
それと、意外と知られていない一文があります。同じヘルプに「学生・教職員版の製品は、個人所有のコンピューターで商用に使用できます。ただし再販はできません」と明記されていました。学生版だから仕事に使えない、という制限ではないんですよ。
対象にならない機関も公式に列挙されている
逆に、対象外として明記されている機関もあります。非認定スクール、博物館、教会、図書館、学位を授与しない士官学校、そして「ソフトウェア訓練などの課程に対して修了証書を授与する訓練センターや学校」などが並んでいました。
ここは自分でAdobeに在籍証明を出して学割を取りに行くルートの話です。Adobeがスクールパートナーとして認定している学校を経由するルートは、これとは別建てで公式に案内されています。次のセクションで扱うデジハリのルートがそれにあたります。
認証方法は「学校発行メール」か「書類の提出」の2択
資格の確認方法も公式に書かれていました。購入時に学校発行のメールアドレスを入力すれば、その場ですぐ確認されるそうです。.edu や .k12、教育機関が持つ独自ドメインが該当します。
学校のメールアドレスが無い場合や、メールで確認が取れなかった場合は、購入後に追加の資格証明を求められます。
在籍証明として公式が挙げている書類は4つ。学生証/成績表/成績証明書/授業料の請求書または明細書。
条件は「名前・教育機関名・現在の日付が記載された、教育機関発行の文書であること」。教職員の場合は、学校発行の雇用証明書、日付入りの教職員証、過去90日以内の給与明細が使えると書かれていました。
提出期限にも注意です。Adobe.comで購入した場合、資格証明を送れるのは北米が14日間、それ以外の地域や販売店経由は6日間と明記されています。期限切れになると注文を出し直すことになるので、書類は申込前に手元へ揃えておくのが安全です。
Adobe CC全体の学割の取り方や、他ソフトも含めた条件の全体像はAdobe CC 学割の全ルートまとめのほうが詳しいです。この記事は「Premiere Proを使いたい人」に寄せているので、総論はそちらに任せます。

条件はわかりました。でも僕、どこの学校にも通ってないんです。この時点でPremiere Proの学割は諦めるってことになりますか?
4. 社会人がPremiere Proを学割価格で使う正規ルート|デジハリ経由
学校に在籍していない社会人がPremiere Proを学割相当の価格で使うなら、Adobe認定スクールの講座を受講して、受講生としてライセンスを受け取るルートがあります。裏技ではなく公式に案内されている経路です。
デジハリ・オンラインスクールの「Adobeマスター講座」とは
いちばん名前が挙がるのが、デジハリ・オンラインスクールのAdobeマスター講座です。動画教材3か月ぶんと、Adobe CCライセンス12か月ぶんがセットになった講座で、受講することでデジハリの学生という扱いになります。
公式ページには「デジハリ・オンラインスクールはアドビプラチナスクールパートナーです」と明記されていました。1994年の創立以来の実績が評価されて、日本でも数少ないパートナーに認定されている、という説明です。その枠があるから、受講生はCreative Cloudの学生・教職員個人向けライセンスを特別価格で購入できる、と書かれています。
価格と内容を公式ページで実測した結果
2026年9月9日に講座ページを開いて拾い、2026年10月2日に再確認した数字です。受講料は通常68,800円(税込)という表示でした。時期によりセールが実施されることがあり、2026年9月には「9月30日まで5%OFF」として期間限定65,360円(税込)が表示されていましたが、2026年10月2日の確認時点では通常価格のみの表示でした。最新の金額は申し込み画面で確認するのが確実です。
含まれるものは、Illustrator・Photoshop・Dreamweaver・Premiere Pro・After Effectsの基礎動画教材と、Adobe CC学生・教職員版ライセンス1年分。公式のよくある質問には「コンプリートプランに含まれるすべてのアプリケーションが利用可能」「Adobe Fontsをはじめとするwebサービスも同じように利用可能」と書かれていました。
Premiere Pro基礎の内容も見てきました。新規ファイル作成、素材の読み込みと配置、不透明度でのフェード、トランジションとエンディングタイトル、BGM、エフェクト、書き出しまで。中級者が学び直すための教材というより、はじめて触る人がひと通り通すためのカリキュラムという印象です。
価格:通常68,800円(税込・Adobe CCライセンス1年ぶんを含む)。時期によりセールで割引されることがあり、2026年9月には「9月30日まで5%OFF」として期間限定65,360円(税込)が表示されていましたが、2026年10月2日の確認時点では通常価格のみの表示でした(セールの期限や金額は入れ替わるため、実際の適用額は申し込み画面で確認するのが確実です)
期間:動画教材3か月 / Adobe CCライセンス12か月
内容:Illustrator・Photoshop・Dreamweaver・Premiere Pro・After Effectsの基礎動画教材+Adobe CC学生・教職員版ライセンス
販売元:デジタルハリウッド株式会社(デジハリ・オンラインスクール)
公式:online.dhw.co.jp/course/adobe
申込から受講開始までは5ステップ。申込 → 支払い(1週間以内)→ 受講IDの通知 → シリアルコードのメール受領 → 入力してCC利用開始、という流れです。土日祝でもシリアル発行は可能と書かれていました。
申込前に読んでおきたい3つの制約
ここは良いことばかり書くわけにいかないので、公式ページの注意事項をそのまま拾ってきます。3つあります。
ひとつめ。Adobe社の規定により、申込後45日以内に学習システムへログインする必要があります。ログインが確認できない場合、Adobe Creative Cloudの利用が停止される場合があると明記されていました。教材を後回しにする人ほど、ここで足をすくわれます。
ふたつめ。2024年12月以降、Adobe社の利用規約変更により教育ライセンス版の購入は1回限りになりました。2024年12月以降に申し込んだ人は、現在の規約では再申込ができない、と公式に書かれています。「毎年これで更新すればいい」という使い方は、今は成り立たないということです。
みっつめ。支払い完了後のキャンセル・返品には対応しない、と明記されています。加えて、このライセンスは個人としてのみ利用可能で法人での購入・利用は不可、日本国内でのみ利用可能、という条件も付いていました。
この3つを飲めるかどうかが分かれ目です。逆に飲めるなら、コンプリート相当を1年68,800円で持てるのは、十分に現実的な選択ですよ。講座そのものの中身や評判はデジハリ Adobeマスター講座の詳細解説と受講者の評判・口コミまとめで掘り下げています。
5. Premiere Pro 学割と通常プランの料金比較|1年目・2年目の総額
Premiere Pro学割ルートと通常プランを1年目の総額で並べると、順位がはっきり変わります。単体だけで足りるのか、コンプリートが要るのかで正解が入れ替わる構造です。

1年目・2年目の総額をそのまま並べた表
すべて2026年8月12日時点の公式表示から計算しました。税込・年間プランの月々払いを基準にしています。
| ルート | 使えるアプリ | 1年目 総額 | 2年目 総額 |
|---|---|---|---|
| 学割CC Pro(在籍者) | 20以上 | 22,560円 | 50,160円 |
| Premiere Pro単体 | Premiereのみ | 39,360円 | 39,360円 |
| デジハリ Adobeマスター講座 | コンプリート相当 | 68,800円(時期によりセール割引あり) | —(再申込不可) |
| CC Standard | Standard収録分 | 77,760円 | 77,760円 |
| CC Pro(3か月50%OFF・8/13時点) | 20以上 | 95,337円 | 108,960円 |
| CC Pro(割引なし定価) | 20以上 | 108,960円 | 108,960円 |
単体2本を並べるケースも計算しておきます。Premiere Pro単体3,280円+After Effects単体3,280円=月6,560円、年78,720円。この時点でデジハリの68,800円を上回ります。
Premiere Proだけでいいなら単体プランが安い
この表でいちばん大事なのはここです。学校に在籍していなくて、使うのがPremiere Proだけなら、単体プラン39,360円/年がいちばん安い。デジハリの68,800円より3万円近く下です。
「学割ルートのほうが必ず得」ではないんですよ。Premiere Pro1本で完結する人がコンプリート相当のライセンスを買うと、使わないアプリぶんの代金を払うことになります。ここを混同したまま申し込むと、あとで「思ったより高かった」となりがちです。
After Effectsも使うなら順位がひっくり返る
逆に、Premiere ProにAfter Effectsが加わった瞬間に景色が変わります。単体2本で年78,720円。この段階でコンプリート相当のルートのほうが安くなり、しかもPhotoshopやIllustratorまで付いてきます。
映像の仕事を続けていくと、テロップ用にIllustrator、サムネイル用にPhotoshop、音の整理にAudition…と、じわじわ触るソフトが増えていきます。「今はPremiere Proだけ」なのか「1年以内にAEも触りそう」なのかで、選ぶルートは変わります。
Premiere Pro単体とコンプリートで迷っているなら、Premiere Proの料金プラン解説のほうで単体プランの損益分岐を細かく出しているので、あわせてどうぞ。
2年目で判断が変わるポイント
1年目だけ見ると学割CC Proの22,560円が圧倒的です。でも2年目は50,160円。在籍が続いていれば学割は継続できますが、卒業していれば猶予期間のあとに通常価格へ移ります(この扱いは後半で詳しく書きます)。
デジハリのルートは1年ぶんのライセンスなので、2年目は別の手段を選び直すことになります。2年目以降のことまで含めて考えるなら、セール時期を狙って年間プランを取り直す発想も選択肢に入ります。Adobeのセール時期の傾向はAdobeセールはいつ来るのかにまとめました。
6. Premiere Pro 学割の前に考える:単体とコンプリートで迷った実体験
Premiere Proの学割を調べる前に決めておくと早いのが「単体で足りるのか」。ここを毎年迷ってきた側の話として、僕自身の契約の変遷を書いておきます。
2023年、実写を始めたときは単体で足りると思っていた
僕は2016年からCGプロダクションで3DCGをやっていて、2021年に独立、2023年からカメラマンを目指して実写の制作を始めました。Premiere Proを触り始めたのもこの年です。
そのときの判断は「Premiere Proの単体でいい」。やることがカット編集とテロップと簡単な色調整くらいなら、単体プランで普通に回ります。当時の僕は3DCG側の環境にお金をかけていたので、映像側は最小構成で始めたかったんですよね。
この選択自体は間違っていなかったと思っています。実写を始めた年は、Premiere Proの中だけで完結する仕事がほとんどでした。
2025年、AEを本格的に触り始めて計算が崩れた
崩れたのは2025年です。VJやライブ演出映像の依頼が急に増えて、After Effectsを本格的に学ぶことになりました。3か月ほど詰めて、そこから大型のコンテンツを受注できたのは良かったんですが、契約のほうで一気に苦しくなって。
Premiere Pro単体とAfter Effects単体を並べると、それだけで月6,560円。年に直すと78,720円です。しかも案件が動き出すとIllustratorでロゴを触ったりPhotoshopで素材を整えたりする場面が出てくる。単体を足していく方式だと、増えるたびに月額が積み上がっていきます。
そこでCreative Cloudのコンプリート契約に切り替えました。今もこの契約です。単体2本ぶんの金額でコンプリートが視野に入るなら、迷う理由がなくなったんですよ。
切り替えの目安にしているのは「単体2本になったら」。この1行だけで毎年の判断が5分で終わります。
僕は今、月5本ペースで制作しています。契約の更新月が近づいたら、直近で実際に起動したAdobeアプリを思い返して、ほとんどPremiereしか開いていないなら単体を、AEやPhotoshopも回しているならコンプリートを、という見方で判断しています。
ちなみに僕自身は社会人で、どこの学校にも在籍していないので、Adobe直販の学割は使えない立場です。だからこそ毎年「通常価格をどう下げるか」を真面目に計算することになりました。この記事の比較表は、その計算をそのまま外に出したものだと思ってもらえれば。
「安くする」より先に「何本使うか」を決めたほうが早い
3年やってみて思うのは、価格ページを比べる時間より、自分が実際に何を起動しているかを数える時間のほうが役に立つということ。Premiere Proの学割を探している時点で、たいていの人は「Premiere Proだけで足りるか」をまだ決めていません。
ここが決まると、ルートは自動的に絞られます。1本なら単体プラン、複数本ならコンプリート系、在籍があるなら学割、無いならスクール経由か通常プランのセール狙い。順番を逆にしないほうが、結果的に安く着地するんですよ。

なるほど…。じゃあ結局、僕みたいな人はPremiere Proの学割ルートに向いてるんでしょうか、向いてないんでしょうか?
7. Premiere Proの学割が合う人・合わない人|単体で足りるかで決まる
Premiere Proの学割ルートが合うかどうかは、使うアプリが1本か複数かでほぼ決まります。判断材料を両側から並べておきます。
Premiere Proの学割ルートが合う人
- 大学・短大・専門学校などに在籍していて、学校発行のメールアドレスを持っている人(1年目22,560円で20以上のアプリが使えます)
- Premiere Proに加えてAfter EffectsやPhotoshopも触る予定がある人
- これから動画編集を学ぶ段階で、教材とソフトをまとめて手に入れたい人
- 社会人だけど、1年ぶんのコンプリート相当を68,800円で確保して腰を据えて学びたい人
- Illustratorでテロップ、Photoshopでサムネイル、といった横展開を想定している人
Premiere Proの学割ルートが合わない人
- 使うのがPremiere Pro1本だけの人(単体プラン39,360円/年のほうが安く済みます)
- すでにAdobeを何年も使っていて、基礎教材の価値をほぼ感じない人
- 法人名義で契約したい人(スクール経由のライセンスは個人利用に限定されています)
- 申込後45日以内にログインする時間が取れそうにない人
- 途中でやめる可能性があり、返金の余地を残しておきたい人
この2つのリストを見て「合わない側に3つ以上当てはまる」なら、無理に学割ルートを追わないほうが早いですよ。Premiere Pro単体プランを普通に契約して、その時間を制作に回したほうが回収が速いケースは普通にあります。
逆に合う側に寄っているなら、講座ページを一度自分の目で見てみてください。セール価格や在庫状況は日々変わるので、記事の数字ではなく申込画面に出ている金額で最終判断するのが安全です。
今日の価格を自分で確かめるなら、この2つを並べて開くのが早いです。
・Adobe公式プラン一覧(学生・教職員タブ):adobe.com/jp/creativecloud/plans.html
・デジハリ Adobeマスター講座:online.dhw.co.jp/course/adobe
片方だけ見ると判断を誤ります。学割の月額と、スクール経由の一括額は、同じ土俵に乗せるために年換算に直してから比べてみてください。
8. Premiere Pro 学割を使うときの注意点|卒業後・規約・45日ルール
Premiere Proの学割で見落としやすいのが、卒業後の扱いと資格まわりです。契約したあとで「話が違う」とならないように、公式に書かれている範囲を並べておきます。
卒業後は1年の猶予、そのあと通常価格に移る
Adobeの教育機関向けヘルプに、はっきり書かれていました。「学生は卒業後、学生・教職員版価格について1年間の猶予期間が付与されます。この猶予期間の後、サブスクリプションは通常版価格に変更されます」。
猶予期間が終わると、契約更新日のタイミングで学割が期限切れになって通常価格へ切り替わります。価格が上がる30日前にはメールで通知が届くとも書かれていました。
在籍が続いている人は、更新前に教育ステータスを再確認すれば学割を継続できます。手続きは、通知メールのリンクか学業確認ページからログインして、学生証・成績表・成績証明書・授業料の請求書などをアップロードする流れ。この再確認を忘れると、次の請求から通常価格になります。
資格が無いのに学生版を契約するのは避けたほうがいい
ここは正直に書きます。「社会人が学生版を契約したらどうなるか」について、具体的なペナルティを明記した公式ページは、今回の調査では見つかりませんでした。なので処分内容を断定はしません。
ただ、公式に書かれている事実は3つあります。ひとつは対象者の条件が明確に定義されていること。ふたつめは購入後に資格証明の提出を求められる場合があり、期限内に出せなければ注文をやり直すことになること。みっつめは更新時にも教育ステータスの再確認があること。
つまり資格の確認は入口と更新時の2回入る設計です。仕事でPremiere Proを使うなら、契約が止まるリスクを抱えたまま制作を進めるのは割に合いません。在籍が無いなら、スクール経由か通常プランのセール狙いという正規の道を選ぶほうが、結果的に安心して使えます。
スクール経由を選ぶときの3つの落とし穴
前のセクションでも触れましたが、大事なので繰り返します。45日以内のログイン、2024年12月以降は購入1回限り、支払い後のキャンセル不可。この3つは公式ページの申込欄に明記されている条件です。
特に2つめは影響が大きいです。以前は「毎年これで更新する」という使い方が語られることもありましたが、今の規約ではその前提が変わっています。1回きりの選択だと思って、使うタイミングを選んだほうがいいですよ。
あと地味に効いてくるのが「支払い確認後すぐに受講期間が開始する」という点。時期の調整はできないと書かれていました。繁忙期に申し込むと、45日のログイン期限と本業が正面衝突します。カレンダーを見てから押してみてください。
学割が使えないときはセール時期を待つ手もある
在籍もない、スクールも合わない、という場合。それでも通常価格をそのまま払う以外の道はあります。Adobeは年間を通して複数のキャンペーンを走らせていて、時期によって提示される割引が変わります。
実際、CC Proの個人向け割引は「最初の3か月50%OFF」のように期間限定の形で入れ替わります。契約更新月が近い人は、その月に自分の申込画面で表示される金額を確認する価値があります。値引きの傾向はAdobeブラックフライデーの傾向まとめも参考にどうぞ。
9. Premiere Pro 学割のよくある質問|iPhone版・返金・乗り換え
Premiere Proの学割について、検索でよく並んでいる質問に短く答えます。公式で確認できた範囲と、確認できなかった範囲を分けて書きます。
Premiere Proの学割は社会人でも使えますか?
在籍している認可教育機関があれば使えます。公式の条件は「13歳以上で認可された教育機関に在籍していること」で、年齢の上限は書かれていません。在籍が無い場合は、Adobe認定スクールの講座を受講してライセンスを受け取るルートが選択肢になります。
学割で使ったPremiere Proの作品は、仕事に使えますか?
使えます。Adobeの教育機関向けヘルプに「学生・教職員版の製品は、個人所有のコンピューターで商用に使用できます。ただし再販はできません」と明記されています。学生版だから納品に使えない、という制限ではありません。
Premiere Proの学割を試してから決められますか?
Adobe直販の学割ルートには「無料で始める」の導線があり、7日間の無料体験からCC Proを試せます。プラン一覧ページには「ご請求開始後、14日以内の解約は全額返金されます」とも書かれていました。一方でスクール経由は支払い後のキャンセル不可なので、扱いが違う点に注意してください。体験版まわりの詳細はPremiere Proを無料で使う方法に分けてまとめています。
Premiere Proの学割からPremiere iPhone版も使えますか?
使えます。学生向けPremiereページに「Premiere iPhone版も使用可能です」という記載があり、同ページのよくある質問では「Premiere iPhone版も無料の動画編集アプリとしてご利用いただけます」とも書かれていました。契約の有無にかかわらず、iPhone版はApp Storeから入手できる案内になっています。
学割から通常プランに乗り換えるとき、料金はどうなりますか?
卒業後は1年の猶予があり、そのあと契約更新日に通常価格へ切り替わる、と公式に書かれています。ただし切り替え時の日割り計算や、途中解約時の違約金の扱いについては、今回確認した公式ページに明確な記述が見つかりませんでした。年間プランは契約タイプによって条件が変わるので、申込画面の利用条件をご自身で読んでから確定してみてください。
- Premiere Pro単体プランに学割は無い。学生・教職員向けはCC Pro 1本のみ
- 学割価格は980円→2,180円→4,180円の3段階。1年目総額22,560円
- 対象は13歳以上で認可教育機関に在籍する人。年齢上限の記載はない
- 在籍が無い社会人はスクール経由。デジハリは68,800円(時期によりセール割引あり)
- Premiere Pro1本で足りるなら単体39,360円/年のほうが安い
- 卒業後は1年の猶予、そのあと通常価格。更新時に資格の再確認がある
- スクール経由は45日ログイン・購入1回限り・支払い後キャンセル不可
Premiere Proの学割は「あるかないか」で答えると誤解を生みます。単体には無く、コンプリート相当のプランにはある。そして在籍が無い社会人にも正規の入口が用意されている。この3行が今日の結論です。
あとは、自分が本当に何本のアプリを起動するのか。そこさえ決めれば、Premiere Proの学割を選ぶべきか単体プランで十分かは、この記事の比較表で5分で答えが出ます。価格は変わるものなので、最後は公式ページの表示を自分の目で確かめてから決めてくださいね。
いい機材やいいソフトより、続けられる固定費のほうが長い目では効きます。一緒に、映像で食べていける形をつくっていきましょう。
