Vrew料金は年15,200円から!無料版との損益分岐を検証
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Vrewの料金ページを開いたんですけど、月額と年額と期間利用券のタブが並んでて、どれがいちばん安いのか分からなくなりました。無料版のままでもいけるのか、それとも払ったほうがいいのかも判断がつかない…。
あのタブの並び、たしかに分かりにくいですよね。Vrew料金の結論を先に言うと、いちばん安く有料版を使う方法は「年額定期購読」で、Lightなら年15,200円です。月額だと1,590円、年に換算すると19,080円になります(2026年9月8日時点)。
そして、この記事でいちばん伝えたいのがここ。3つ目のタブにある「期間利用券」は、一括で先払いするのに月額の12か月分とまったく同じ金額です。19,080円=1,590円×12。1円も安くなりません。
並び順のいちばん右にあって、しかも一括払いなので「これが最安だろう」と思って選んでしまうと、年額と比べてLightで3,880円ぶん多く払うことになります。ここは料金ページの表を1回ずつ電卓に入れないと気付けない部分です。
この記事のVrew料金の数字は、2026年9月8日にVrewの公式ページを実際に開いて確認したものだけを載せています。僕はVrewの有料版を契約して運用しているわけではないので、使用感の話は書きません。書けるのは、公式に書かれている金額と条件を並べ直して、どこが引っかかるかを整理することだけです。
そのかわり、月額課金のツールを1本増やすかどうかを僕自身がどう判断しているかは、現場の話として正直に書きました。損益分岐って、結局そこの話なんですよね。
- Vrewの料金プラン4つの金額(月額・年額・期間利用券の3方式ぶん)
- 期間利用券に割引がないという、公式表からは読み取りにくい事実と検算
- Vrew料金の差の正体である「クレジット」で何がどれだけできるのか
- 無料版で外れない制限はどこか、ウォーターマークの扱いはどう書かれているか
- 有料にする価値が出る損益分岐の考え方と、合う人・合わない人
- 解約・返金の条件と、公式ページ同士で食い違っている3か所
- 他の動画まわりのツールと比べたときのVrew料金の位置づけ
この記事に出てくるVrewの金額・クレジット枠・機能差は、すべて2026年9月8日時点で公式ページに書かれていた内容です。
料金は改定されることがあるので、申し込む直前にはVrewの公式料金ページをもう一度開いて、金額が同じかどうか確認してみてください。公式の料金ページは vrew.ai/ja/payment/pricepolicy です。なお「vrew.ai/ja/pricing/」というアドレスは開けません(サイト内のフッターからも上のアドレスに繋がっています)。
- 1. Vrewの料金プランは4つ|FreeからBusinessまでの全体像
- 2. Vrew料金の落とし穴|期間利用券は月額12か月分と同額で割引がない
- 3. Vrew料金を決めるのは「クレジット」|200〜1.2万で何がどれだけできるか
- 4. Vrew無料版の制限はどこか|料金を払うまで外れないウォーターマーク
- 5. Vrew料金の損益分岐|有料にする価値が出るのはどんな人か
- 6. 【実体験】Vrew料金のような月額を1本増やす前に僕が確認していること
- 7. Vrewの解約と返金はどうなるのか|料金の全額返金の条件が公式内で食い違っている
- 8. Vrewと他ツールの料金を並べる|Canva・CapCut・DaVinci・Premiereとの位置づけ
- 9. Vrew料金に関するよくある質問(FAQ)
1. Vrewの料金プランは4つ|FreeからBusinessまでの全体像

Vrewの料金プランはFree・Light・Standard・Businessの4つです。有料は月額1,590円から、年額なら15,200円から。支払い方式が3通りあるので、まず金額を全部並べます(2026年9月8日時点)。
Vrew料金の基本になる月額定期購読
いちばん基準になるのが月額です。公式ページには「すべての金額は消費税を含む最終支払額です」と書かれているので、表示価格に後から税が乗ることはありません。
| プラン | 月額 | 公式が併記する年額換算 | クレジット/月 | ストレージ |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0円(一生) | — | 200 | 記載なし |
| Light | 1,590円 | 19,080円/年 | 2,000 | 10GB |
| Standard(おすすめ表示) | 2,490円 | 29,880円/年 | 10,000 | 50GB |
| Business(法人向け) | 4,490円 | 53,880円/年 | 12,000 | 60GB |
ポイントは、Freeが「一生0円」と書かれた常設プランで、期間限定の試用ではないところです。使ってみて合わなければ、そのまま無料のまま置いておけます。
Vrew料金がいちばん安くなる年額定期購読
年額のタブには「20% 節約」というバッジが付いています。Vrew料金で割引が効くのは、この年額定期購読だけです。
| プラン | 年額 | 公式が併記する月額換算 | 月額×12との差 |
|---|---|---|---|
| Light | 15,200円 | 1,267円/月 | −3,880円 |
| Standard | 23,900円 | 1,992円/月 | −5,980円 |
| Business | 43,000円 | 3,583円/月 | −10,880円 |
割引率も検算しておきます。15,200÷19,080=約79.7%なので、およそ20.3%オフ。Standardは23,900÷29,880=80.0%でちょうど20.0%オフ。Businessは43,000÷53,880=約79.8%で20.2%オフです。公式の「20%」表記と、3プランとも数字が合っています。
3つ目の支払い方式「期間利用券」の料金
3つ目のタブが期間利用券です。定期購読ではない、1年ぶんの前払いという位置づけになります。
| プラン | 期間利用券の価格 |
|---|---|
| Light | 19,080円/年 |
| Standard | 29,880円/年 |
| Business | 53,880円/年 |
もう気付いた方もいると思います。この3つの数字、月額の表に「公式が併記する年額換算」として出ていた数字とまったく同じです。次の見出しで、ここを掘ります。
プランごとの機能差(公式表記)
金額だけ見ても選べないので、公式が「このプランから使えます」と書いている追加機能も並べておきます。
- Free … テキストでビデオ作成(最大3,000字/回)、AI私の音声(最大1個)、Vrewエージェント
- Light … Freeの全機能に加えて、テキストでビデオ作成(最大1万字/回)、Vrewのウォーターマークを削除、AI画像・動画のダウンロード
- Standard … Lightの全機能に加えて、プロジェクト間のコピー&ペースト、フレーム作成、AI Edit Speech、AI作文Pro、使用記録消しゴム購入、AI私の音声(最大5個)
- Business … Standardの全機能に加えて、AI私の音声(最大6個)
並べてみると分かるのが、StandardとBusinessの機能差は「AI私の音声が5個か6個か」だけという点です。月額で2,000円、年額でも19,100円の差がある2つのプランの違いが、公式表記上はここに集約されています。
実際の差はクレジット枠(1万と1.2万)とストレージ(50GBと60GB)のほうにあります。機能の一覧だけを見てBusinessを選ぶと、支払う額に対して得られるものが少なくなります。
なお、全プランで共通して使える機能として、無制限エクスポート・フリー画像・フリービデオ・BGM・テンプレート・効果音・録画録音・画面比率の変更・無音区間の短縮・スライドから動画を作成・AIで作文・デザインテキスト・フィルターなどが挙げられています。書き出し回数の制限は無料版にもかかっていません。
2. Vrew料金の落とし穴|期間利用券は月額12か月分と同額で割引がない

期間利用券のLightは19,080円。これは月額1,590円を12か月払った額と1円まで同じで、一括で先払いするのに割引が付きません。ここがVrew料金でいちばん引っかかるところです。
3プランとも1円単位で一致する
感覚の話にならないように、3プランぶん全部電卓に入れます。
- Light … 1,590円 × 12 = 19,080円 = 期間利用券の価格
- Standard … 2,490円 × 12 = 29,880円 = 期間利用券の価格
- Business … 4,490円 × 12 = 53,880円 = 期間利用券の価格
3つとも、端数までぴったり一致します。期間利用券は「月額を12回払う代わりに1回で払う」だけの仕組みで、金額上のメリットはゼロということです。

え、じゃあ期間利用券って何のためにあるんですか?一括で払うんだから安くなるものだと思ってました…。
ここは僕も同じことを思いました。おそらく「自動更新されるのが嫌な人」向けの選択肢だと思います。定期購読は解約しなければ翌期も引き落とされますが、期間利用券は期限が来たらそこで止まる。その安心料、という位置づけなんでしょうね。
年額と比べると、いくら余分に払うことになるのか
同じ1年ぶんを先に払うなら、比べる相手は月額ではなく年額定期購読です。そこで差額を出すと、こうなります。
| プラン | 年額定期購読 | 期間利用券 | 期間利用券を選ぶと |
|---|---|---|---|
| Light | 15,200円 | 19,080円 | +3,880円 |
| Standard | 23,900円 | 29,880円 | +5,980円 |
| Business | 43,000円 | 53,880円 | +10,880円 |
Businessだと1年で10,880円の差になります。これは「自動更新されない安心料」としては、なかなか重い金額だと思います。
タブの並び順が、期間利用券をお得に見せてしまう
料金ページのタブは、左から「月額定期購読」「年額定期購読(20% 節約)」「期間利用券」の順に並んでいます。
この並びって、普通に読むと「右に行くほどまとめ払いで、右に行くほど得」に見えるんですよね。実際は真ん中の年額がいちばん安く、いちばん右の期間利用券がいちばん高いという逆転が起きています。
しかも「20% 節約」のバッジが付いているのは年額のタブだけで、期間利用券には割引の表示も、逆に「割引はありません」という注記もありません。読み手が自分で掛け算をしないと気付けない構造になっています。
Vrew料金で迷ったときの判断は、これだけで済みます。1年以上使うつもりなら年額定期購読。数か月だけ試すなら月額。期間利用券は、自動更新を止めたい理由が金額差より大きいときだけ。
自動更新が心配で期間利用券を選ぼうとしている場合は、先に「年額で契約して、更新前に解約する」という運用ができないかを考えてみてください。それでLightなら3,880円が浮きます。
3. Vrew料金を決めるのは「クレジット」|200〜1.2万で何がどれだけできるか

Vrewの料金差は、機能の有無よりもクレジット枠の差です。Freeが月200、Lightが2,000、Standardが1万、Businessが1.2万。しかもこれは翌月に繰り越せません。
クレジットは共通の財布から取り崩す方式
公式ページには「すべての機能にクレジットを分けて使うか、ひとつに集中することもできます」と書かれています。つまり機能ごとに個別の枠があるのではなく、1つのプールから引いていく形です。
そのうえで、プランごとの上限が用途別に示されています。1クレジット=音声分析1分という換算で読むと、他の用途の重さも見えてきます。
| 用途 | Free(200) | Light(2,000) | Standard(1万) | Business(1.2万) |
|---|---|---|---|---|
| 音声分析 | 最大200分 | 最大2,000分 | 最大1万分 | 最大1.2万分 |
| ノイズ除去 | 最大200分 | 最大2,000分 | 最大1万分 | 最大1.2万分 |
| AI音声 | 最大2万字 | 最大20万字 | 最大100万字 | 最大120万字 |
| 翻訳 | 最大6万字 | 最大60万字 | 最大300万字 | 最大360万字 |
| AI画像 | 最大200個 | 最大2,000個 | 最大1万個 | 最大1.2万個 |
| AIビデオ | 最大20個 | 最大200個 | 最大1,000個 | 最大1,200個 |
| AIキャラクター | 最大3個 | 最大36個 | 最大181個 | 最大218個 |
クレジットを「動画の本数」に置き換えて考える
分数のままだとピンと来ないので、音声分析の枠を素材の尺で割ってみます。ここは公式の数値を割り算しているだけなので、実際の消費とは前後する可能性があります。
- Free(200分) … 10分の素材なら20本ぶん、60分の素材なら3本ぶんで枠が尽きる計算
- Light(2,000分) … 10分の素材で200本ぶん、60分の素材で33本ぶん
- Standard(1万分) … 60分の素材でも166本ぶん。1日に5時間ぶん回しても足りる規模
- Business(1.2万分) … Standardの2割増し。チームで共有する前提の枠
こうして並べると、個人で短い動画を作る用途なら、LightとStandardの差はかなり大きいのが分かります。10分の素材を月に200本も回す個人はほとんどいないので、月額900円の差を払ってStandardに行く理由は、クレジットではなく機能側にあるということです。
逆に、1時間超えのセミナー動画や配信アーカイブを扱う人は、Freeの200分だと月に3本で打ち止めになります。ここが最初にぶつかる壁だと思います。
繰り越しなし・毎月付与という条件を見落とさない
クレジットの扱いで、料金の判断に直結する条件が2つ明記されています。
- 決済方式(月額・年額・期間利用券)に関わらず、クレジットは毎月新しく付与される
- 未使用ぶんは翌期間に繰り越されない
ここ、けっこう大事です。年額で1年ぶん払っても、クレジットが1年ぶんまとめて配られるわけではありません。毎月リセットされて、使わなかったぶんは消えます。
つまり「繁忙期に一気に使うから年額でまとめ買いしておこう」という考え方は成立しません。月ごとの上限は変わらないので、そこを見て選ぶ必要があります。
Vrew料金には、教育機関向けの20%割引キャンペーンがあると公式に書かれています。
また、利用する部署と支払う部署が別になるケース向けに、支払い専用リンクを生成する仕組みにも対応していると案内されています。学校や法人で導入を検討している場合は、通常の料金表だけで判断せず、この2つを問い合わせてみる価値があります。
4. Vrew無料版の制限はどこか|料金を払うまで外れないウォーターマーク
Vrew無料版のいちばん大きな制限はウォーターマークです。ただし公式はFree欄に透かしのことを一言も書いていません。Lightの差分にある「ウォーターマークを削除」から逆算して読み取る形になっています。
透かしの有無は「引き算」でしか読み取れない
料金ページのLightの欄には、「Freeの全機能に加えて」という前置きのあとにVrewのウォーターマークを削除という項目が並んでいます。
Lightで「削除できる」ということは、Freeの書き出しには透かしが入っている、と読むのが自然です。ただしFree欄には「ウォーターマークが入ります」という記載がありません。
ついでに書いておくと、利用規約のほうを検索しても「ウォーターマーク」「透かし」という語は1件も出てきませんでした(2026年9月8日時点)。つまり透かしの仕様は、料金ページの機能一覧にしか書かれていないことになります。
透かしの位置や大きさ、消せる条件の細部までは公式に書かれていないので、納品用に使うつもりなら、無料版で1本書き出して自分の目で確認してから料金を払うかどうか決めるのがいちばん確実だと思います。
無料版で使えない機能を整理する
公式の機能一覧を差分で読むと、Freeで使えないのは以下の項目になります。
- ウォーターマークの削除(Light以上)
- AI画像・AI動画のダウンロード(Light以上)
- テキストでビデオ作成の1万字/回(Freeは3,000字/回まで)
- プロジェクト間のコピー&ペースト、フレーム作成、AI Edit Speech、AI作文Pro、使用記録消しゴムの購入(Standard以上)
- AI私の音声の複数登録(Freeは1個、Standardで5個、Businessで6個)
面白いのは、「AI画像・AI動画のダウンロード」がLightからになっている点です。Freeでも生成そのものはクレジットの範囲でできるのに、素材として手元に落とすところで有料の壁があるという設計になっています。
なお、AI画像とAIビデオの生成枠が「クレジットの共通プールから引かれる」という仕組みは、無料版の200クレジットではかなり早く底が見えます。公式の換算では、AIビデオは無料版で最大20個です。字幕づくりのついでに映像素材まで生成しようと思うと、そこで枠を使い切ることになります。
無料版でも制限されていないところ
逆に、無料版でも普通に使える部分も押さえておきます。ここを知らずに料金を払うのはもったいないので。
全プラン共通の機能として並んでいるのは、無制限エクスポート、フリー画像・フリービデオ・BGM・効果音、テンプレート、キャラクタ、録画録音、動画の画面比率の変更、各種形式でのエクスポート、無音区間の短縮、スライドから動画を作成、画面の切り替えを感知する、AIで作文、デザインテキスト、フィルター、スマホから読み込むです。
この並びで注目したいのが「無制限エクスポート」。書き出しの回数制限はFreeにも掛かっていません。無料版の制限は「回数」ではなく「透かし」と「クレジット枠」に集約されている、と読むのが正しい理解だと思います。
ちなみに、Vrewはブラウザではなくパソコンにインストールして使うソフトです。特定商取引法に基づく表記に「お使いのPCにインストールして使う製品なので、送料は発生しません」と書かれていて、公式サイトではWindows・Mac・Ubuntu向けのインストーラーが配布されています(2026年9月8日時点の最新版は4.5.1)。
5. Vrew料金の損益分岐|有料にする価値が出るのはどんな人か

Vrew料金の損益分岐は、「透かしを外す必要があるか」と「月に何分ぶん音声分析するか」の2点でほぼ決まります。この2つがどちらもNoなら、無料版のままで足りる計算になります。
分岐点1:書き出したものを誰かに見せるか
これがいちばん強い分岐です。クライアントへの納品物、あるいは自分のチャンネルに載せる本編に透かしが入るのは、ほぼ許容できないと思います。
逆に、Vrewは字幕データや文字起こしテキストを作るところまでに使って、最終的な書き出しは別のソフトでやる、という運用ならFreeのままでも成立する可能性があります。「Vrewから何を持ち出すか」で、透かしの重みは変わります。
分岐点2:月に200分を超えるか
Freeの音声分析は月200分まで。ここを超えると、その月はもう分析が回せません。しかも翌月まで繰り越されないので、月末に足りなくなると詰みます。
目安として、5分の動画なら月40本、30分のインタビューなら月6本ちょっと、60分のセミナーなら月3本で200分に届きます。自分の素材の平均尺を200で割ってみると、無料で足りるかどうかは1分で計算できます。
分岐点3:LightとStandardのどちらを選ぶか
有料に上がると決めたあと、次はLight(月1,590円)とStandard(月2,490円)の900円差です。ここはクレジットではなく機能で選ぶのが素直だと思います。
- Lightで足りる … 透かしを外したい/AI画像・動画を落としたい/月2,000分の枠で収まる
- Standardが要る … 複数プロジェクト間でコピー&ペーストしたい/AI私の音声を5個使いたい/月1万分の枠が要る
- Businessが要る … チームで1.2万分の枠を分け合う/ストレージ60GBが要る
個人で1人で使う範囲だと、Standardの機能差でいちばん効きそうなのは「プロジェクト間のコピー&ペースト」です。シリーズものを継続して作る人なら、ここは900円ぶんの価値が出やすい部分だと思います。
Vrewに料金を払う価値が出やすい人
- 字幕入りの動画を毎月コンスタントに出していて、透かしが邪魔になる人
- 1時間級の素材(セミナー・配信アーカイブ・対談)を扱っていて、月200分では足りない人
- 本格的な編集ソフトを持っておらず、字幕まわりを1本のツールで完結させたい人
- AI音声のナレーションや翻訳字幕まで同じツールで回したい人
- 年額15,200円(Light)を、作業時間の短縮ぶんで回収できる見込みがある人
Vrewに料金を払わなくてよさそうな人
- すでにPremiere ProやDaVinci Resolveを使っていて、そこに文字起こし機能が入っている人
- 月に扱う素材が合計200分に届かない人(Freeで収まる計算)
- 透かしが入っても困らない用途(社内共有・確認用プレビュー)だけの人
- 字幕のデザインや位置を1フレーム単位で詰めたい人(編集ソフト側でやったほうが自由度が高い)
- 月額のツールをこれ以上増やしたくない人
最後の項目、けっこう本気で書いています。月1,590円って単体では安く見えるんですが、これが5本たまると月8,000円近くになります。そこの話を、次の見出しで書きます。
6. 【実体験】Vrew料金のような月額を1本増やす前に僕が確認していること
ここからは僕自身の話です。月額課金のツールを増やすかどうかを決めるとき、料金そのものより先に「いま払っているもので代替できないか」を確認するようにしています。損益分岐の実務版、という感じですね。
MV制作の現場で、字幕と文字起こしをどう処理しているか
僕は実写MVのカット編集を2023年からPremiere Proでやっています。契約はAdobe CCのコンプリートです。
MV本編には歌詞のテロップを載せることが多いんですが、これは音声認識より歌詞データを直接流し込むほうが早いので、文字起こし機能はあまり使いません。文字起こしが効くのは、MVより「特典映像」や「メイキング」のほうなんですよね。
アーティストのインタビューとか、撮影現場の裏側とか。喋りが中心の素材は、Premiere Proの文字起こし機能でテキストにしてから、必要なところをキャプションに変換するという流れで処理しています。Adobe CCの契約の中に入っている機能なので、ここに追加の料金は発生していません。
この「すでに払っているものに含まれている」という状態が、僕にとっては新しい月額ツールを検討するときの基準線になっています。Premiere Proの文字起こしの手順は別の記事にまとめてあるので、同じ環境の人はそちらを先に試してみてください。
月額を1本増やす前に見る、僕の4つの質問
映像の仕事をしていると、月額のものは放っておくと増えます。素材サイト、プラグイン、ストレージ、編集ソフト。1本あたりは小さくても、合計は毎月確実に出ていくお金です。だから僕は、増やすかどうかをその場の気分で決めないようにしています。
それ以来、新しい月額ツールを入れるかどうかは、この4つを自分に聞いてから決めています。
- いま契約しているソフトの機能で、7割くらいは代替できないか
- そのツールが無いと納品できない案件が、月に1本以上あるか
- 年額を、そのツールで浮く作業時間の見積もりで割り戻して納得できるか
- 解約の条件と、解約したときにデータがどうなるかを事前に読んだか
3つ目の割り戻しが、いちばん実用的です。Light年額15,200円を自分の時給で割ると、「年に何時間ぶんの作業を短縮できれば元が取れるか」が数字で出ます。時給3,000円なら年5時間ちょっと。これなら払う価値がある、という判断ができます。
逆に、月に1本しか喋り素材を扱わないのに年15,200円を払うのは、僕の基準では止めます。「便利そうだから」という理由だけで入れた月額は、使わないまま残りやすいというのが自分の実感です。
4つ目の「解約の条件を先に読む」が効く理由
年額をまとめて払うタイプのサービスは、申し込みの画面には返金の条件がほとんど書かれていません。書いてあるのは別ページの規約や返金ポリシーのほうで、そこを読まずに払うと、途中でやめたくなったときの選択肢が想像より少ないということが起こります。
それ以来、申し込みボタンを押す前に、返金ポリシーと利用規約の解約まわりだけは先に読むようにしています。読む場所を2ページに絞れば、そこまで手間のかかる作業ではありません。
で、Vrewについて同じことをやってみたら、ちょっと気になる点が出てきました。次の見出しで、そこを整理します。
7. Vrewの解約と返金はどうなるのか|料金の全額返金の条件が公式内で食い違っている
Vrew料金の全額返金は、支払い後14日以内かつ未使用が条件です。ただしその「未使用」の定義が、利用規約と返金ポリシーで食い違っています。ここは払う前に知っておいたほうがいい部分です。

公式の中で書いてあることが違うって、どっちを信じればいいんですか?返金してもらえるかどうかの話なので、けっこう不安なんですけど…。
そこは僕も同じ感想です。なので、どちらが正しいかを断定するのではなく、両方に何が書いてあるかをそのまま並べます。実際に返金を申請する場面では、必ず公式に直接確認してください。
食い違い1:全額返金の「未使用」の定義
2つのページの記述を並べます。
- 利用規約 … 「有料サービスを利用せずに、購入日から14日以内」なら全額返金
- 返金ポリシー … 支払い後14日以内かつ「音声分析」「AI音声」「翻訳」を一切使用していない場合に全額返金
規約は「有料サービスを利用せずに」という広い書き方。返金ポリシーは3つの機能を名指しで挙げています。問題は、AI画像・AIビデオ・AIキャラクターの扱いが返金ポリシーに書かれていないことです。
つまり、AI画像だけを何枚か生成して「合わないな」と思った人が全額返金の対象になるのかどうかが、公式のどこにも書かれていません。返金を前提に試すなら、14日間はどの機能にも触らないのが安全という結論になります。
食い違い2:一部返金の計算式に使う「定価」の定義
使用したあとの一部返金は、計算式が示されています。
- 月額の一部返金 … [支払金額 −(日別定価 × 使用日数)]× 0.9
- 年額・14日以内 … [支払金額 −(日別定価 × 使用日数(切り上げ))]× 0.9
- 年額・15日以後 … [支払金額 −(月別定価 × 使用月数(切り上げ))]× 0.9
末尾の0.9は、10%のキャンセル手数料を差し引くという意味です。ここまではいいんですが、「日別定価」「月別定価」という言葉が、返金ポリシーの中で定義されていません。
一方の利用規約には「日割定価=月定価÷30」という定義があります。ただしこれは日額の話で、年額購読の「月別定価」がどちらを指すのかは書かれていません。
具体的に言うと、Standardの年額(23,900円)を途中解約したとき、差し引かれる「月別定価」が月額プランの2,490円なのか、年額の月額換算1,992円なのかが、公式のどこにも書かれていません。この差は1か月あたり498円。半年使ってから解約すると、返金額が約3,000円変わる計算になります。
食い違い3:営業時間と申請窓口が2ページで違う
細かい話に見えますが、返金申請は「申請日」で計算が変わるので、営業時間はけっこう大事です。
| 項目 | 返金ポリシー | 特定商取引法に基づく表記 |
|---|---|---|
| 営業時間 | 平日10時〜19時 | 10:00〜17:00(週末・韓国の祝日を除く) |
| 返金の申請窓口 | サポートボットのURL | マイページ>プラン設定から |
返金ポリシーには「時間外の申請は翌営業日を申請日として計算する」と書かれています。17時〜19時のあいだに申請した場合、それが当日扱いになるのか翌営業日扱いになるのかは、2ページの記述からは判断できません。
14日以内かどうかのギリギリで申請するなら、17時より前に、両方の窓口から出しておくのが安全だと思います。
返金でもう2つ、見落としがちな条件
- 口座振込・コンビニ決済で払ったぶんの返金は海外送金の扱いになり、送金手数料は受け取る側(利用者)の負担と書かれている
- 返金手続きが完了した時点で、アカウントはFreeプランに切り替わる
- 期間利用券の返金は「年額購読と同じ制作で処理します」と書かれている(日本語がおかしいので、おそらく「方式」の誤記)
- AI私の音声のデータは、解約時から120日間保管したのちに削除されることがあると規約に書かれている
1つ目、地味に効きます。コンビニ決済で払うと、返金時に送金手数料を自分で負担することになります。返金の可能性を残しておきたいなら、決済手段はカードのほうが素直だと思います。
利用規約が、いまの料金体系に追いついていない
もう1つ気になったのが、規約の中身です。2026年9月8日時点で公開されている利用規約を語句で検索すると、「クレジット」が0件でした。
いまのVrew料金はクレジット制で動いているのに、その言葉が規約に1度も出てきません。規約の最新改定は2024年5月7日と記載されています。料金ページの仕組みと規約の文面のあいだに、時間差がある状態だと読めます。
ついでに言うと、規約末尾の改定履歴に「2023年3月23日に告知、適用日は2020年4月24日」という並びがあります。告知より3年前に適用される、という書き方になっているので、これは誤記だと思います。
なお、利用規約には「商用」「営利」という語も出てきませんでした(どちらも0件)。商用利用が可能かどうかの判断はこの記事の範囲を超えるので踏み込みませんが、そこを重視する人は別途、公式に直接問い合わせるのが確実です。この論点は別の記事で扱う予定です。
ちなみに運営会社は VoyagerX, Inc.、所在地はソウル(韓国)、代表者は Nam Sedong、事業者登録番号は 852-88-00656 と特定商取引法に基づく表記に記載されています。決済方法はカード・口座振替・コンビニエンスストアの3つです。
8. Vrewと他ツールの料金を並べる|Canva・CapCut・DaVinci・Premiereとの位置づけ
Vrew料金は月額1,590円から、年額15,200円から。字幕と文字起こしに特化した価格帯で、総合的な編集ソフトとは正面からぶつからない位置づけだと思います。
ただし、他ツールの金額はプランやキャンペーンで動くので、この記事には他社の具体的な金額を書きません。代わりに「料金の形」と「得意な仕事」で並べます。金額はそれぞれの記事で最新のものを確認してみてください。
| ツール | 料金の形 | 得意なこと | 金額の詳細 |
|---|---|---|---|
| Vrew | 無料版あり+月額/年額のサブスク(月1,590円・年15,200円から) | 自動字幕・文字起こし・AI音声・翻訳字幕 | この記事 |
| Canva | 無料版あり+サブスク | デザインと簡易的な動画・サムネイル制作 | Canvaの料金記事 |
| CapCut | 無料版あり+サブスク | スマホ中心のショート動画編集・テンプレート | CapCutの料金記事 |
| DaVinci Resolve | 無料版+買い切りの有償版 | カラーグレーディングと本格的な編集・字幕 | DaVinci Resolveの料金記事 |
| Premiere Pro | サブスク(Adobe CCに含まれる形もある) | 実務の本編編集・文字起こし機能を内蔵 | Premiere Proの料金記事 |
Vrew料金と「無料で本格的に編集する」を比べる
ここでいちばん比較する価値があるのが、DaVinci Resolveの無料版です。無料版でも編集・カラー・音・字幕まで一通り揃っていて、書き出しに透かしも入りません。
つまり「字幕付きの動画を無料で仕上げたい」という目的だけなら、DaVinci Resolveの無料版という選択肢が先に来ます。DaVinci Resolveで字幕を入れる方法とDaVinci Resolveの料金の考え方を先に読んでから、それでもVrewが要るかを判断するほうが順番として自然だと思います。
一方で、DaVinciは高機能なぶん覚えることが多く、パソコンにもそれなりの負荷がかかります。「喋りの動画に字幕を載せて出すだけ」の用途で毎回DaVinciを立ち上げるのは、たしかに重い。そこがVrewの価格に対する価値になる部分だと思います。
すでにAdobe CCを払っている人のVrew料金の見え方
Adobe CCを契約している人にとっては、文字起こしはすでに払っているものの中に入っています。この状態でVrewに年15,200円を足すなら、「Premiere Proではできないこと」が明確にないと元が取れません。
候補になるのは、AI音声のナレーション、翻訳字幕、テキストから動画を作る機能あたりです。この3つのどれかを日常的に使うなら足す価値がありますし、字幕を作りたいだけなら足す必要はないと思います。
Adobe側の料金構成を整理しておきたい人は、Adobe CCの料金プランをまとめた記事のほうを見てみてください。単体プランとコンプリートプランのどちらが自分に合うかで、この判断も変わってきます。
9. Vrew料金に関するよくある質問(FAQ)
Vrew料金について、公式ページを読んでも分かりにくかった点を5つに絞って答えます。すべて2026年9月8日時点の公式表記が根拠です。
Q1. Vrew料金でいちばん安いのはどの払い方ですか?
1年使うなら年額定期購読です。Lightで15,200円。同じLightでも、月額を12回払うと19,080円、期間利用券でも19,080円になります。
数か月だけ試したいなら月額のほうが総額は少なくて済みます。10か月以上使う見込みがあるなら、年額のほうが安くなる計算です(15,200÷1,590=約9.6か月ぶん)。
Q2. Vrewの無料版はいつまで使えますか?
公式の料金表にはFreeの価格として「¥0 /一生」と書かれています。期間限定の試用ではなく、常設の無料プランという位置づけです。
ただし月200クレジットの枠と、Lightから外せるウォーターマークの制限は付いたままになります。
Q3. Vrewを解約したら、残りの期間の料金は返ってきますか?
条件付きで返ってきます。支払い後14日以内で、対象の機能を一切使っていなければ全額返金。使用があれば、使った日数(または月数)ぶんを差し引いた額から、さらに10%を引いた金額が返ります。
ただし本文で書いたとおり、「使用していない」の定義と、差し引きに使う定価の定義が公式内で揃っていません。実際の金額はVrewのサポートに直接確認するのが確実です。
Q4. 年額で払えばクレジットも1年ぶんまとめてもらえますか?
もらえません。公式には決済方式に関わらずクレジットは毎月新しく付与され、未使用ぶんは翌期間に繰り越されないと明記されています。
年額でも期間利用券でも、月ごとの上限は同じです。「まとめ払いしておいて繁忙期に集中して使う」という運用はできないので、プランは月の最大使用量で選んでください。
Q5. StandardとBusinessの料金差ぶんの価値はありますか?
個人で使う範囲だと、価値は出にくいと思います。公式の機能一覧上の差は「AI私の音声が5個か6個か」だけで、あとはクレジットが1万→1.2万、ストレージが50GB→60GBという2割増しです。
年額で見ると23,900円と43,000円で、19,100円の差。この差を埋められるのは、複数人で1つの枠を分け合うチーム用途に限られるという読み方になります。
- Vrew料金はFree・Light・Standard・Businessの4プラン。有料は月1,590円/年15,200円から(2026年9月8日時点・税込)
- 割引が効くのは年額定期購読だけ。期間利用券は月額×12と1円まで同額で、割引がない
- 期間利用券を選ぶと、年額と比べてLight +3,880円/Standard +5,980円/Business +10,880円
- 料金差の正体はクレジット(200/2,000/1万/1.2万)。毎月付与で、繰り越しはできない
- 無料版の制限はウォーターマークとクレジット枠。書き出し回数は無料でも制限されていない
- 損益分岐は「透かしを外す必要があるか」と「月200分を超えるか」の2点で判断する
- 全額返金は14日以内かつ未使用。ただし未使用の定義と定価の定義が公式内で食い違っている
Vrew料金の判断は、結局「無料版の200分と透かしで足りるかどうか」の一点に集約されます。まずFreeで自分の素材を1本通してみて、枠と透かしのどちらが先に邪魔になるかを見てから、年額に上げるかを決める。この順番が、いちばん無駄が出ないと思います。
ツールを増やす前に、土台を一周しておきたい人へ
この記事で書いた損益分岐の考え方って、要するに「いま自分が持っている手札で何ができるかを正確に知っているか」の話なんですよね。手札が見えていないと、月額を足す判断がどうしても雑になります。
編集ソフトの基礎から体系的にやり直したい人向けの選択肢を、ひとつだけ置いておきます。
受講期間3ヶ月の通信講座で、Adobe CC学生・教職員版ライセンス1年分が付属します。Premiere Pro基礎とAfter Effects基礎の動画教材が含まれていて、文字起こしやキャプションを含む編集の基本操作を一周できる構成です。受講後は自分の作品を見返して、どの工程に時間がかかっているかを診断してみると、ツールを足すべき場所が見えてきます。
すでに編集ソフトを契約していて操作にも困っていない人が、慌てて申し込むものではありません。「これから編集環境を整えるところ」「基礎を体系的にやり直したい」のどちらかに当てはまる人だけ、中身を見比べてみるくらいで十分です。料金や受講条件は変わることがあるので、申し込む前に公式ページで最新の内容を確認してみてください。講座の詳細はデジハリ Adobeマスター講座の解説記事にまとめています。
月額のツールは、増やすより「増やさない判断ができる状態」を作るほうが長い目で効きます。一緒に、無駄のない環境を組んでいきましょう。
有料に上げる前に無料のままどこまで作れるかを確かめたい方は、Vrew無料版はどこまで使える?制限と透かしの実際もあわせてどうぞ。
Vrewで作った動画を仕事や収益化に使ってよいかは、料金プランとは別に規約の確認が要ります。規約の原文をあたって整理したものをVrewの商用利用はできる?クレジット表記と素材の条件にまとめました。
